第1930回
日本語教師にはたくさんの応募がありました

私は中国で一旗あげたいと考えている
若い人たちの世話をすることには熱心ですが、
ここのところ、全くの偶然から
上海の永漢日語に何人もの人を
受け入れることになってしまいました。
「日本語を教えながら、中国語の勉強をし、
 且つ次の飛躍をするチャンスを狙うのはいかがですか?」

ときくと、
かねてから大陸で仕事をしたいと
考えている人たちは
心を動かされてしまうようです。
おかげでたくさんの応募があって、
すべての方にご満足いただけるわけには
行かないレベルに達してしまいました。

そもそものはじまりは
日本語学校の先生が
盛んに引っこ抜かれるようになって
教師の不足をきたしたからです。
日中間のギクシャクにも拘らず、
日本企業の大陸進出は日増しに増加しており、
これらの企業では中国語も喋れて、
中国の事情にも通じている日本人が
どうしても必要なのです。
さしあたり
うちの先生たちが狙われるようになり、
高給で誘いの手が伸びてきます。
窮余の一策として、
教師の資格や経験のない人でも、
その要領さえ覚えれば
何とか日本語は教えられます。
日本語を知らない人に教えるのですから、
片言でも中国語を喋らなければならなくなり、
それが中国語を覚えたい人の中国語を上達させます。
中国語を早く覚えたい人にとっては
絶好の修練の場になります。

うまいことにうちの学校には
中国語を教えるクラスもあります。
いま上海虹橋の教室だけで
500人もの日本人が中国語の勉強をしています。
夜、日本語を教えて、
昼は同じ教室で中国語を
(先生をやっている人には無料で)習えば、
僅かな収入ですが、生活ができて
なお且つ中国で仕事をやって行ける
基本的な資格が身につきます。
但し、2年つとめることが条件で、
途中で辞めたら、
免除した中国語の授業料を払わなければなりません。
これなら大学の中国語科に留学するより
ずっと効率的で、且つ中国の実社会に接するので、
中国人の中に融け込むことができます。
たくさんの応募をいただいたのは
そのせいだと思います。


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