第1979回
雲南に行って健康食品の開発をする人は?

雲南コーヒーの開発に
従事してくれる若者の次に必要なのは、
雲南省の農作物を日本に輸出する貿易に
従事してくれる若者です。
前にもふれたことがあったと思いますが、
雲南では海抜500メートルから3000メートルまで
さまざまの農作物ができるので、
1年を通じて春夏秋冬の野菜がつくられています。
昆明の市場に行くと、
日本の市場で見られない野菜が
いつも並んでいます。
また山芋からわさびに至るまで、
保存の技術さえ工夫すれば、
ユニクロが中国でつくって
日本で売っている衣料より
利幅のある商売が考えられます。

昨今の日本を見ていると、
老齢化がすすんだせいか、
健康食品の全盛時代が到来しています。
健康食品と言っても、
クスリの一歩手前と言った加工食品ばかりですが、
私は太陽の光を受けて
自然につくられた食品の方が
ずっと身体によいと信じています。
最近で言えば、ダッタンそばだとか、黒豆などは、
健康食品の花形ですが、
いずれも雲南省の特産物であり、
売り先さえあれば、
耕地面積をふやすことができます。
でも地元にはそういう発想をする人はいませんし、
人々の視野にマーケットの開発などといった発想は
全くありません。
だからこそ日本人の活躍する新しい舞台があるのです。

私は日本で売り込む先も知っています。
でも手足になって働いてくれる人がいないと
産地の開発もできません。
雲南に行って農民になれと言うわけではなく、
生産を改良したり、
新しい輸送の方法を考えたりして、
雲南の山の奥でできた物を日本まで運ぶ仕事です。
気長な仕事ですから
中国語は仕事をしながら覚えることができます。
したがって中国語ができなくとも何とかなります。
但し、開拓者の精神がないと
とてもつとまりません。
コーヒー園のお隣りの仕事だと思ってもかまいません。
もしそうした「知らない町に行きたい」人がいたら、
アジア交流センターに申し込んで下さい
既に先輩もおりますので、
手をとって教えてもらうこともできます。


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