第1984回
自動車の修理は中国の次の成長産業?

自動車部品の販売や
修理を手がける日本の業者は
3社とも中国進出に乗り出しています。
しかし、いまのところ
経営が順調に進んでいるとは言えません。
まだマイカーのオーナーたちが馴染むほど
自動車ブームが普及しているとは言えませんし、
日本人と中国人が組む場合、
ただ組めば事業がうまく行くという
製造とか販売の分野の仕事ではないからです。
恐らく何回も組みなおすような目にあわないと、
軌道に乗らないだろうと私は見ています。

でも社会が必要とする分野の仕事であれば、
必らずいつかは花をひらく筈だと考えて、
あちらこちらとびまわって見ているうちに、
中国にもオートバックスの先駆者で、
既に香港市場に上場している企業があることを
発見しました。
台湾出身の人が上海の郊外でスタートして
まだ日も浅いのですが、
小さな修理工場を
既に60ヵ所ほどチェーン展開しています。
この6月に上場を記念して
7.8セントの配当をしていましたが、
株価がたったの1ドルだったので、
企業訪問に行く前に株の方を先に買いました。

まだ50前の若い董事長さんが先頭に立って
店の現場や修理工の養成学校まで
案内してくれましたが、
昭和30年代に私が訪れた
パイオニアや千代田化工のような鄙びた感じです。
修理工場と言っても、
自動車をきれいにする自動車美容が
利益の80%を占めていて、
まだまだオートバックスなどには敵いません。
その代わり1年のうちに
営業所は倍増させて120軒にするし、
すぐにも1000軒にする計画を立てています。
本当に倍々ゲームなら
3年で1000軒になってしまいますが、
広い中国のことですから僅か1000軒では
地図の上のホンの小さなスポットにすぎません。

私の場合、
そうしたチャチな駆け出しの商売にも
興味を持ちますが、
それは私が未来のお金の流れに敏感だからです。
うまくお金の流れに乗れば、
小さな企業でもあッという間に大きく成長します。
私のこの一文を見て興味を覚える人は
ご自分で探がして見て下さい。
投資に値いするかどうかも
ご自分で研究して見て下さい。


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