第2003回
ジーパン買うなら温州に一走り

ジーパンはもともと
カウボーイの穿いていたものだそうですが、
なるほどどこに坐っても平気だし、
よごれたら水洗いをすれば
それですんでしまいます。
人前に出て、それで失礼にあたらなければ、
こんな重宝なパンツはありません。
ボロボロになっても平気どころか、
逆に新しい物をわざわざボロボロに加工して
古く見せる方がお値打ちがあるということで、
おじんのおしゃれ雑誌にも
ボロに加工したジーパンに1枚
3万円だ、4万円だという値段がついています。

たまにそういうボロボロを着ている
見目麗わしい乙女の姿を見かけることがありますが、
私の目に映る限りでは
やはり可愛いい服を着たお嬢さんの方が
冴えて美しく見えます。
ジーパンの美しさは若々しさにあって、
ボロボロにくたびれたところに
あるわけではないようです。

ですから、私なら高価なジーパンは穿きません。
そうは言っても、
今回、若づくりをするにあたって、
VERSACE のシーパンを
黒と白と1枚ずつ買いました。
「これは高いんだぞ」と自分に言いきかせて
何気ない風に着ていますが、
白と黒いジャケットと対照的に着合わせるために
やむなく買ったものです。
それ以外のほかの色のジャケットと組み合わせる時は
いくらベルサーチでも
一ぺん着た物をまた脱いでしまいます。

私は中国製のジーパンを
30着ほど持っていますが、
中国製が圧倒的に安いのと、
色々と穿いて見て、
結局、中国製が一番穿きやすいからです。
メーカーによって生地も裁断も違えば、
スタイルも違いますから、
見た目が気に入っても
実際に穿いてみないとわかりません。
香港でも上海でも成都でも
ジーパン屋を見つけるとすぐ中に入りますが、
一番品物が豊富で且つデザインのよいのは、
やはりフランスやイタリアの下請けをやっている
中国のミラノ、温州です。
ベルサーチも温州でつくっていますが、
中国ブランドは高くても200元(1元14円)
安ければ100元でカッコのいいのが手に入ります。


←前回記事へ 2005年9月3日(土) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ