第2036回
私もビットバレーの住人ですから

私のオフィスがあり、
また私の住んでいる渋谷
(住居の正確な所番地は目黒区青葉台ですが、
 一歩出たら代官山です)は、
若い人の集まる町で、
少し前からビットバレーと言って
IT関係の起業家たちが屯しています。

ビットバレーと名がつく半世紀近くも前から、
私は東京中を見廻わして、
本拠地を渋谷におくことを決めました。
当時、私は自由ヶ丘の周辺に住んでいましたが、
株をやって少々お金ができましたので、
どこに根城を置くべきか考えて
先ず、渋谷に小さなビルを建てたのです。
そうして次にマンションを買ったのが
公園通りの西武デパートの隣り、
そのあとに建てたオフィスが
原宿の表参道と明治通りの交差点でした。

その後、それらをすべて人に貸して、
渋谷の仁丹ビルの向いを入った路地に
いまの自分のオフィスを建て、
自分の住む家を目黒区の青葉台に建てました。
そうしたらそこへ
美空ひばりも高見山も引越してきましたし、
目の前に代官山という
若者たちの溜まり場ができてしまいました。
私たちが代官山に住んでいるのではなくて、
私たちの住んでいるところに
「代官山」というムードの町が生まれたのです。

最近は代官山の家賃があまり高くなりすぎて、
おしゃれの店やレストランをやりたい若者たちが
目を皿のようにして探がしまわり、
その1つとして中目黒というところに
集まりつつあります。
これがまた私の住んでいる青葉台の
すぐ下の目黒川の桜の並木通り界隈で、
土日になると、人が通れないくらい
混雑するようになりました。
そこに雲南でつくった
Qコーヒーの店でもつくろうかと
ブローカーを走らせていますが、
なかなか見つかりそうにもありません。

そういうところに
ビットバレーができたのですから、
私が黙って通りすぎるわけがありません。
若い野心家たちが何をやろうとしているのか、
私も覗き込むことを躊躇しませんでした。


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