第2042回
「邱永漢のいちばん賢い中国株」が発売されました

この前、廣済堂が
「初めての中国株」という企画を立てて、
私が同意して週刊誌版の単行本を出したところ、
忽ち完売してしまったので、
それに味をしめてのことだと思いますが、
また「邱永漢のいちばん賢い中国株」と題して
2匹目のドジョウを狙った本が出版されました。
「お金持ちになりたいならQさん流の中国株投資!」
とサブタイトルまでついていますが、
私が見てもいささか誇大広告の観があります。

でも中国株ブームの波に乗って
よく売れているのも確かで、
中国株に対する関心は強くなることはあっても
後退することはないと思います。
自分の眼でいまの中国に起っている変化を見ないで、
遠くから眺めているだけの人は
とても疑いの目で
「いまに駄目になるぞ。いまにえらい目にあうぞ」
と言い続けていますが、
そういう人は先入観だけで
物事を判断していますから、
恐らく自分が株をやっても
いい成績をあげることはできないでしょう。

いま中国は高度成長のさなかにあります。
輸出も劇的に急増していますし、
外貨が貯まりすぎて
世界中から人民元の切上げを
迫られている立場でもあります。
でも中国は自力でこれらの困難を
克服できると私は見ております。
輸出が假りに抑制されても、
13億の消費市場が産業界の増産体制を
消化できる方向に向っているからです。
どちらが正しいかは時間がたてば
答えはでますが、
ことしから来年にかけて
その色分けがはっきりすると私は見ています。

恒例によって抽選で
10名様に著者のサイン入りの本をさしあげますので、
ご希望の方は応募して下さい。
選にもれた方も本屋さんに一走りして下さい。
いまは上海B株も深センB株も、
また香港H株、レッドチップも
もたもたが続き、投資家を迷わせているところです。
こういうときが
持株の入れ替えをする大切なチャンスだと
私は見ています。


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