第2100回
球団見たら財界の消長がわかります

財界の立役者たちが
檜舞台から引きずりおろされる直接の原因は
不動産の値下がりですが、
不動産の値下がりを惹き起こした
最も大きな原因は
経済成長が頭打ちになって
産業界の基調がインフレからデフレに
変わったことにあります。

たまたま貿易収支が大幅な黒字になって
外貨準備高が異常にふくらんだことと、
円高が定着した時期とが重なっているので、
日本の大不況とデフレは
外からもたらされたかに見えますが、
最盛期でも日本の輸出は
国民総生産の12%しか占めていませんから、
本当は国内における消費が頭打ちになったことが
デフレを日本の国にもたらしたと考えるべきです。
戦後、工業立国という面では
日本が世界の最先端を走ってきたのですから
日本が最っ先にデフレに遭遇するのは
偶然ではありません。

もしそうだとしたら、
消費が頭打ちになったことから起る
お金の流れがどうなるかが
日本経済の最大のテーマであり、
次はデフレに対応した産業界の配置転換、
わけても生産事業にどういう配置転換が起るかが
次のテーマだということになります。
たまたま時期を同じくして
情報革命が進行し、
パソコンとインターネットの普及によって
お金の通り路に大きな軌道修正が起ったので、
産業界の地図を
書き換えなければならないところまで
来てしまったことも事実です。

昨今は楽天やホリエモンや村上ファンドが
ジャーナリズムを賑わしていますが、
一番わかりやすいのは
プロ野球のオーナーの選手交替に
凝結していますから、
どんな職業のどんな人が
新しいお金の通り路に両手を突っ込んでいるか、
ほかを見なくてもわかります。
30年に一ぺんくらいお金の通り路が変わりますが、
いまがちょうどその時期なんです。
偶然に新しい流れの側にいた人が
お金をつかまえると
組織の入れかえも起りますが、
球団のスポンサーまで変わります。
金蔓をつかんだ人がどんな人物かは
皆さんがテレビに出てくるご本人の話をきいて
判断してください。


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