中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2211回
きょうは私の82才の誕生日です

きょうは私の八十二才の誕生日です。
ささやかなパーティを青山学院の裏にある
マノワール・ディノという
庭のあるフランス料理屋でひらきます。
集まるのはふだん私と一緒に仕事をしている人と
ずっと親しくしてきたごく小数の人たちだけです。

「私は七十七才で死にたい」と書いた
理想的な死に時から既に五年もオーバーし、
耳のきこえも悪くなったし、
固有名詞もしばしば失念するようになりましたが、
いまも相変わらずあちこちとびまわっており、
去年の暮れからでも、
北京、上海、成都、昆明、香港、台北はもとよりのこと、
ヤンゴン、パガン、デリー、チェンナイ、
バンガロール、ムンバイ、ジャイプール、アグラなど
ミャンマーやインドまで足を伸ばしております。
きょうの誕生日をすぎたら、また仲間を連れて
珠海、マカオ、香港と一まわりしてきますが、
これは相続税を全廃した香港が
今後のアジアでどんな役割をはたすのか
実地に研究するためです。
ミャンマーに行ったのは
アジアの時代を一番どん尻にくっついている
軍事政権の国がどうなるかを知りたかったからだし、
インドに行ったのは
中国に負けずに成長経済に入ったと言われる国が
はたしてその通りに成長するのか、
確かめたいと思ったからです。
いずれも自分の目で確かめていますので、
新聞の報道に惑わされる心配は先ずありません。

六月に入ると次は三国志の故地を訪ねまわり、
八月には旧満州から国境をこえて
シベリアに足を伸ばす計画だし
十月には中国陶器の古里景徳鎭へ、
また年の暮れにかけて
日本人の故郷はここじゃないかと思いたくなるほど類似点の多い
雲南省のシーサンバンナから
国境を越えてタイにまでいく計画を立てています。

ことしは中年男の服装を一変させるファッション革命に
一役買いたいと思っていますが、
考えて見れば、どれもこれもみんな
世間のお役に立てそうもないことばかりですね。
でもまだ元気なので、先ずは近況お知らせまで。


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