中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2261回
自動車修理学校の先生やあーい

話は自動車修理学校から発展して
とうとう人材の海外派遣にまで及んでしまいました。
自動車の修理工は
自動車の急増する中国で絶対に必要なものですが、
人材派遣は年寄りの看護と
若者たちの敬遠するキケン・キタナイ・キツイの
三大分野で人手不足をきたす日本になくてはならない存在です。
どちらも、日本相撲協会と同じように、
貧乏で困苦に耐えられる地域からの供給に頼る業界です。

貴州省も寧夏自治区もそうした條件を備えていますが、
問題は日本で言う「県民性」がどうかということに尽きます。
貴州省は私が行って確かめ、そこから人を採用して
駄目押しをしましたが、寧夏については
現地で多くの若者を使っている
山崎マザックにきいて見るに限ると思って、
銀川市に電話をかけてみたところ、
「この土地の若者は勉強熱心で、何よりも自分の親を
とても大事にします」と
総経理さんから返事をいただきました。
なかでも親を大事にするというのは
従順で人当りのよいことの象徴みたいなものですから、
自動車修理学校の卒業生を職場に配置する場合も、
また集団で日本に招んで手に職をつけてもらう場合も、
あとで飼い犬に手を噛まれる心配は
あまりないことがわかりました。
そういう結論になったので、
先ずは銀川市に
自動車修理学校をつくる氣になりましたが、
こうなると日本の自動車修理学校で
定年退職をした先生とか、
日本から遠く離れたところに行って
自動車修理学校の経営に従事したい
経営のプロが必要になります。
年齢は問いません。
でもプロとしての知識と経験は必要です。
言葉の問題は日本語のわかる通訳を
助手としてつけますので、何とかなりますが、
異郷での生活に耐えられることが条件になります。
お金儲けの仕事ではありませんから
多くの報酬は期待できませんが、
若い人たちから「先生」と慕われることに
生き甲斐を感ずる人にとってはやり甲斐のある仕事ですので
希望の方はどうぞアジア交流センターにご連絡下さい。
履歴書と身上書をお送り下さるのをお待ちしています。


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