中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2262回
見習生売り込みをやりたい人いませんか

もう一つの中国から日本への人材派遣は
いずれ避けられないことになりますが、
いまはまだ日本の入国管理局のチェックがきびしいので、
すぐには大っぴらの仕事にはなりません。
しかし、見習生制度は既に道がひらけていますので、
鐘や太鼓を叩いても人の集まらない食肉加工とか、
パン工場とか、メッキ工場や鋳物工場などの業界では
一年とか二年を限って見習生を受け入れています。
山東省とか、福建省とか、広東省とか臨海地区では
海外に派遣する人材を扱う
システムのできているところもありますが、
内陸部では必らずしも理想的な対応ができておりません。

今回、もし寧夏自治区で
見習生の派遣に応じてくれることになれば、
見習生を受け入れてくれる日本側の同業組合などの
組織とのコンタクトをする人が必要になります。
中国側も日本側も私のところで
組織をつくることができないわけではありませんが、
誰かやりたい人があればお任せしてもかまいませんし、
誰もやらない場合には私の肝入りで組織をつくり、
そこで働いてくれる人が必要になります。

いまの日本はやっと見習生に扉をひらいてくれた程度ですが、
パン屋のような朝早く起きないとならない仕事は
日本国内でいくら人を募集しても誰も集まらないし、
汚れ仕事や危険を伴う金属加工業にも同じことが言えます。
私の場合は先ず日本で技術を覚えさせて、
それらの若者を中国で業界のレベルアップに使いたい
という魂胆があるので、ただ人を送り込むよりも
業界を選んで見習生を送り込みたいという狙いがあります。
したがってそういう角度からセールスのできる人材が必要なのです。
そのうちに農地は荒れ放題になるし、
年寄りの面倒を見ていた人たちが
面倒を見てもらう側に移るので、
海外からの人材派遣は引っ張り凧になる時が必ずきます。
そうなった時に供給源を確保している私たちが
うんと有利な立場になることは目に見えています。
私のこうした考え方に賛成で
且つ新しい組織をつくりあげることに興味のある人は
どうぞ手をあげて下さい。
これもこれからの仕事の一つです。


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