中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2266回
大陸ビジネスに盛りだくさんの可能性が

早いもので、「もしもしQさんQさんよ」のコラムも、
これで第21巻目が一冊になる分量に達しました。

何しろ旅行をしながら、旅先で書いていることもあれば、
旅行中、原稿を書く時間がないために
書き溜めてから旅に出ることもあります。
今回は執筆中にインドにも行きましたし、
珠海、マカオ、香港の投資考察にも出かけました。
バンガロールまで足を伸ばしたおかげで、
当分は中国の経済発展にだけかかわっていても大丈夫だという
ホッとした気持になりましたし、
また珠海、澳門、香港と一まわりしたおかげで
思わぬ拾い物をいくつかしました。
その成果についてはいずれボツボツご披露致しますが、
相続税を全廃した香港に同行された方は、
今後の自分たちの財産管理について
改めて大検討をするきっかけになったことと思います。
世界中のお金が何の規制も受けずに自由に出入りする香港を見れば、
今後世界中のお金が香港に集まって中国大陸に投資される動きが
かなり理解できたのではないかと思います。

ことしは中国銀行や中国工商銀行などの香港上場にはじまって、
中国株への投資は香港を舞台にして盛況期に入ります。
中国に進出する外国企業も、税法面から見たら、
香港を経由することが目立って多くなるでしょう。
ではどんなビジネスへの投資が考えられるか、
私が自分で手がけている分野も含めて、
あまり包みかくさずに次々と披露したのが
この一巻のかなりの部分を占めています。
コーヒー園の開発からはじまって、
成熟社会と成長社会の違いに言及し、
その双方の較差を利用するいくつかのビジネスにもふれましたが、
いずれも私が独り占めしてやりたいと
考えているわけではありません。
もし皆さんの中で
自分の一生の仕事としてやりたいという人がおれば、
私のところに申し出て下さい。
私がこの世を去れば
私のあとを継いだ人の生涯のビジネスになるのですから、
少しばかりの勇気と忍耐強さがあれば、
実を結ぶ可能性はあるのです。


←前回記事へ 2006年5月24日(水) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ