中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2267回
「起業の着眼点」ができてきました

いきなり自分の書いた本の紹介からはじまりますが、
邱永漢お金儲けシリーズの第3巻にあたる
「起業の着眼点」(定価680円 税別)が
PHP新書の最新刊として発売されました。
第1巻「お金持ちになれる人」は筑摩新書、
第2巻「損をして覚える株式投資」はPHP新書から
それぞれ発売されていますが、
それに続くのが脱サラをして創業したいと考えている人が
先ず心得なければならない事について書いたこの本です。

人間はいつだってこのままでいいなんて考えていません。
またそれでなければ進歩なんてありません。
現状に対する不満は現状から脱却するためのエネルギーになります。
かつて私は私の秘書になってくれる人いませんか、と
このコラムに書いたことがありました。
そうしたら100通以上もの志願者が舞い込んできました。
それも現在、失業していて職を求めている人たちではなくて、
外国に留学中の人たちとか、
東大を出て一流会社に就職している人たちが大部分でした。
日本は先進国の中でも失業者の少い国ということになっていますが、
実は潜在的失業者が大半を占めている国じゃないかと
認識を新たにしたことがあります。

考えて見れば、これは当り前のことです。
たまたま入社試験を受けて合格した会社に勤めている人が大部分で、
自分が好きな仕事として選んだ会社に
つとめているわけではありません。
ですから働きながら、転職を考えたり、
脱サラを望んでいる人たちがたくさんいるのです。
でもそうした自分の願いを思い切って実行に移せる人は
そんなにたくさんはいません。
勇気がないということもありますが、
みんなにそんなことをされたら、
世の中が大混乱を起してしまいます。
それでも少くとも一握りの勇気のある人たちがいることは確かです。
この本はそういう人たちのために書いた本です。
恒例によって著者署名入りの本を10冊、
抽選でさしあげますので、
ご自分の強運を信じている人は大至急お申し込み下さい。
不運にも籤にもれた方は本屋に一走りして下さい。


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