中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2284回
日本に比べると都市ガスが立ち遅れています

うまい話はそんなにたくさんありません。
こちらがうまい話だと思っても、
そう思ってくれない人もたくさんいます。
またそうでなければ、
株式市場は買いばかりになって
売る人がいなくなって成り立たなくなってしまいます。

私が新しい発想をする時は、
私にとって突然のひらめきということもありますが、
過去の経験に教えられることもあります。
株式投資に過去の経験は役に立たない、
さもなければ、兜町に出入する人は
年の順序にお金を持っている筈だと私は言い続けていますが、
今回は日本の高度成長期と
中国の高度成長期を見比べた上で、思いついたことです。

高度成長がはじまると、
産業も発達しますが、
それに従事した人たちも次第に懐具合がよくなります。
日本の場合は、
マイカー・ブームもマイホーム・ブームも前後して起りましたが、
家の中の光熱設備は電力とガスが同時に普及しています。
ところが、中国では電力が独走して
都市ガスはすっかり遅れをとってしまいました。
電力がないと明りがともりませんし、
また工場の機械が動かせませんので、
政府も発電にばかり力を入れてきました。
その一方で台所にプロパンが一足先に普及してしまったのは、
大した設備も不要で、持ち運びに便利だったからです。

ところが、これだけ便利にこだわるようになると、
ご飯を焚きかけて
途中でプロパンがなくなってしまったのでは
文明開化の世の中になったとは言えません。
この2、3年になって
大都会の都市ガスの普及がやっとスタートしました。
都市ガスの会社は電力会社と同じく
地方を地盤にしたものであり、
まだスタートして何年もたっていませんが、
ここのところでガス・タンクがやっとできて、
ガス管を各家庭と工場に敷く作業を開始したばかりです。
それでも年に営業額は50%のペースで増え続けており、
利益はふえた営業額の20%を占めてふえています。
気の早い人はもうそれだけきけばもう先が読めたと思います。


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