中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2323回
成長株中心の株価に変わりそうです

かつて日本の国で利廻わり革命が起った時、
それに馴染めなかった投資家の中には、
「株価が高すぎる。
いまに大暴落をしてひどい目にあわされる」と言って、
株式投資をやめた人もたくさんおりました。
しかし、利廻わり革命は
それについて行けなかった人々を置き去りにして、
ドンドン株式投資の形を変えて行きました。

日本の株価は配当性向から見て世界一高い水準に達しましたが、
日本なりに高止まりする理由があって、
株価が反落しても
配当性向の低いまま高止まりして今日に至っています。
日本の株式会社は配当をケチって
内部留保に務めてきたおかげで
一株当りの資産が厚く、
とりわけ不動産が高値を維持していた頃は
外人買いの買い根拠にされたこともあります。
しかし、いくら含み資産があっても
株主に分けてもらえるわけではありませんから、
株主が酬いられる可能性はほとんどありませんでした。
したがって中国株が
そっくりそのあとを追う形になるとはとても思えません。
恐らく中国人の実利主義に見合った株価を形成するでしょうが、
それでも中国の所得水準が上がって株式に向う資金がふえれば、
もっと値上りをして
いまより利廻わりが悪くなることは避けられなくなるでしょう。

そうなると、株価を追求する基準は企業スケールの大小に拘らず、
どんな企業が一番高い利益をあげられるかを物差しにして、
有望株であるかどうかを決めることになります。
なぜならば、
一株当りの利益率が高水準を維持することが
株価を押し上げる原動力になるからです。
そうした目で見ると、
成長株こそ中国株の人気の中心になる筈であり、
どんな業種のどんな銘柄がそうした位置におかれるかは
時代と共に移り変わると考えるよりほかありません。

私が都市ガスとか、廃棄物、汚水処理の専業メーカーとか、
またアスファルトの会社を例にあげたのは
決して偶然ではありません。
これらの企業は社会が必要とするものを提供しているので、
景気不景気と拘りなく
受注をこなすのに精一杯というのが実情です。


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