中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2433回
絶世美男美女が3日で1本空になります

とうとう顔や手足の肌をきれいにする化粧品のことでも
私は王振国さんの宣伝係を
つとめることになってしまいました。
うちの北京で日本語の通訳を受け持っている女性が
誰にも言わずこっそり使っていたら、
「この頃、すっかり顔色がよくなったじゃないの。
 どうかしたの?」
と同僚の女性たちにきかれて
本当のことを白状しなければならなくなりました。
それが遂に東京のオフィスにまで伝染して、
東京オフィスの全員が
これまた信者になってしまいました。
うちの家内も、うちの娘も、
北京にほかの用事で出かける社員に
「帰りには忘れずに持って帰ってちょうだい」
と頼むくらいですから、
いま往復する全員が運び屋になっています。

北京や上海の邱友会に参加する人たちも例外ではありません。
私に言われて先ず全員が半信半疑で実験台になります。
でも旅行中、実際に使って見ると、
一人残らず反応があります。
日本に帰ってから親しい人に
「使ってごらん」とつい1瓶か、2瓶渡すと、
この次、北京に来る時は
「いくらでもいいから買ってきて」と頼まれて、
運び屋をやらされるだけでなく、
うっかりすると
代金の回収もできないような目にあっています。

それでも正式に売り出される商品はまだできていません。
商品名は私が「絶世美女」「絶世美男」と名づけました。
社名は「絶世健美化粧品有限公司」です。
デザインは近い将来、
上海のデザイン学校の講師をやってくれる
若手の女性デザイナたちが
チームを組んで引き受けてくれました。
いまから容器や包装の印刷にかかるところですから、
はたして年内に
北京や上海でお目にとまることになるかどうか。

それまではいままで通り、
あまり冴えない、間に合わせ商品です。
でも中身は細胞を新しく入れかえる役割をはたしてくれる
天然自然の処方ですから、
待ちきれない人は北京の種字林に相談して
間に合わせて見て下さい。
つつましく使えば、1本で2週間くらいもちますが、
私は3日で1本が空になってしまいます。


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2006年11月7日(火)

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