中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2464回
広州、タイの旅行にご一緒しましょう

ベニスと並んで水の都と呼ばれるバンコックは私の好きな町で、
一頃は毎年のように訪れました。
世界のホテルで人気投票1位のオリエンタル・ホテルにも
よく泊まりました。
最近では香港のペニンシュラの経営するホテルや、
四方を池に囲まれたスコタイ・ホテルにも
よく泊まるようになりましたが、
泊っている間に一回は必らず
オリエンタル・ホテルの河っぷちにある
ティ・ラウンジに顔を出すのと
もう一つはタイシルクを世界にひろめた
ジム・トンプソンの記念館を訪れます。
ついでに申せば、チャイナ・タウンまで足を伸ばして、
フカのヒレのスープを食べるのと、
ソンブーンという店に行って蟹のカレー煮を食べるのは
必ずスケジュールに入っています。

タイにはトヨタ自動車をはじめ数々の日本企業が進出しており、
それなりの業績をあげています。
でも進出は一わたり終わったので、
私は中小企業でバンコックに進出して
それなりに足堅めのできた知人たちに話をきく方が
参考になると思っています。
タイの人たちは手先が器用で
貴金属の加工から刺繍や竹細工に至るまで器用にこなすので、
日本でデザインしたものを現地で加工すれば
採算に乗る仕事がまだいくらでも考えられます。

また広州は私が「食は広州に在り」
50年も前に書いたように広東料理の総本山です。
近くに珠海と深圳という2つの経済特区を控え、
中国の改革開放政策の最先端を走ってきました。
香港に隣接しているせいもあって、
「大陸香港化」の先陣を切って、
最も工業化の進んでいるところです。
今回は北京を素通りして
いきなり広州からスタートすることにしましたので、
また一味違った旅行になると思います。
詳しくはアジア交流センターにお問い合わせになって下さい。
なお2月12日(月)の中国株研究会は
上海邱友会と同時開催になりますので、
邱友会にだけ参加されたい方も早目に申し込んで下さい。
講演会場が手狭なために
前回参加できなかった人もありましたので、
どうぞ手抜かりのありませんように。


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2006年12月8日(金)

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