中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2475回
昆明の邱公館の番人の志願者は?

北京の三全公寓にある種字林は
中国の古い家具のコレクションですが、
ハイハイQさんで農民画の解説を書いた
上田尾一憲君が番人をやってくれています。
かつて台湾で私が蒐めた何千点かの台湾の民芸品は
台南市に寄付して
いま安平のゼーランジャ城脇の
永漢民芸館に陳列されていますが、
北京の種字林にある家具や民芸品も
いずれは同じ運命を辿ることになるかも知れません。

それに対して、昆明にこれから建てる邱公館は
邱公館珈琲のあとを継いで雲南省の特産の一つに育て上げたい
私の若いパートナーたちにとっては、
もしかしたらPRの一端を担う大切な商売道具であります。
と言っても私の死後、
私の子供たちに遺すものではありませんから、
国のものになるでしょうが、
将来の観光名所になるまで育て上げなければなりませんから、
できれば最初からプランに参加して完成したら、
そこに番人として住んで、
昆明を代表するコーヒー・ガーデンの
マネージメントもやってくれる人が欲しいのです。

それができる人は、
(1)事業家として大成することはあきらめて、
これから先を雲南という素晴らしいところで、
平和に暮らしたい人。
(2)世帯持ちであってもかまいませんし、
一人暮らしでもかまいません。
(3)人の世話が好きで、
コーヒー店の一軒くらい取りしきる自信のある人。
日本で定年になってビルの管理人をやるよりは
ずっと楽しい仕事で、プライドを持ってやれる仕事でもあるし、
本を読んだり、少数民族の研究をやったりするくらいの
時間の余裕はあります。

もし人生の残り半分を
そういう具合に送りたいと思う人があったら、
アジア交流センターに話を持ちかけて見て下さい。
すぐに決るものでもないし、
自分で雲南まで足を伸ばして、
1年中花が咲き乱れて「春城」と別名のある
昆明の空気を吸って見る必要もあります。
建物を建てるだけでもあと2、3年は時間がかかりますから、
ゆっくり検討していただいても充分、間に合います。


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2006年12月19日(火)

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