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第2485回
手術をしないで食道癌を癒すのを見たのです

私が癌を手術せずに飲み薬だけで癒す
漢方医の王振国さんと知り合いになってから、
これで5年あまりの歳月が経ちます。
そのきっかけは、いま「ハイハイQさん」で
「気がつけばあなたもガン」というコラムを担当してくれている
関根進さんが食道癌になったときいて、
「あ、これでまた一人大事な人に先立たれるのか」
と思っていたのが、
死ぬどころか、あれからもう10年近くもたつのに、
ちゃんと生きているのを、現実にこの目で見ているからです。

関根さんは週刊ポストを
100万部まで発行する大雑誌に押し上げた名編集長ですが、
私は常連執筆陣の一人として、
くりかえし連載をさせてもらった仲間です。
小学館を辞めた関根さんが食道癌ときいて、
「これで駄目だ」と思ったのは、私の知っている限りで、
食道癌と宣告された人で
うまく恢復した人はいなかったからです。

ところが関根さんは
インターネットがこれほど普及していなかった頃から
インターネット・マニアの一人だったので、
医者から「手術しましょう」と言われても頑なに拒否して、
インターネットをいじくりまわし、
とうとう中国の東北地方の長白山脈の麓で、
漢方医の人が癌を癒す薬をつくって
それでたくさんの癌患者から
生命の恩人だと感謝されている記事を探がし出してきて、
あちこち手をまわして香港から王振国さんのつくった
「天仙液」という薬を送ってもらい、
それを朝から晩まで飲んだところ、
3週間ほどしたら詰っていた食道を食べ物が通るようになり、
あやうく一命をとりとめたのです。

何しろ私の親しくしている人が
私の目の前で生きかえったのですから、
人に何と言われようと、信じないわけには行きません。
癌細胞の増殖を食いとめて、
元気な細胞を再生させる
何らかの薬効を持った成分を含んだ漢方薬にめぐりあったのだなと
私は瞬間的に考えました。
これが私を王振国さんに引き合わせるきっかけになったのです。


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2006年12月29日(金)

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