中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2488回
2007年、新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。
ことしの正月は何10年ぶりに、
台北市で迎えています。
自分の住むところもあるのですが、
2ヶ月に1ぺんくらいしか台北に帰って来なくなったので、
昨年、人に貸してしまいました。
したがってきょうの元旦はホテル住まいです。

ここ10何年、ずっと正月を迎えていたのは香港でしたが、
どうしてことし台北になったかというと、
1年に1回、うちのゴルフ場でコンペがあって、
私はオーナーとして賞品を
会員の皆さんに渡す役割をつとめてきました。
いつもは大晦日前の日曜日にコンペをやるのですが、
ことしの大晦日前の日曜日は
クリスマス・イヴと重なってしまったので、
やむを得ず31日の大晦日になってしまいました。
そうなると、まさかうちの家内を1人だけ香港に残して、
別々に新年を迎えるわけにも行きません。
「じゃ一緒に台北に行くか」
ということになって、
「故郷に旅籠住まいや八十路の春」
ということになってしまったのです。
と言っても4晩しか泊まりませんが、
家内はずっと台湾に来なかったので、
台北から東京に遊びに来た身内や友達には
ご馳走の貸しが積りに積もっています。
来る前から何日の昼食は私、
何日の夕食は私と、
山のように申し出があるので、
それをこなすだけでも大へんです。
2人とももういい加減な年だというのに
胃袋の休まる閑がありません。

でも久しぶりに台北で新年を迎えるということは、
縁起を担ぐわけではありませんが、
ことしはもしかしたら、
台湾に大きな変化があるんじゃないかという気がします。
台湾では昨年から陳水扁おろしの大衆運動が続いていますが、
多分、そんなことよりも、
台湾の将来がどういう方向に向うか、
かなりはっきりした形で見えてくるのではないでしょうか。
たとえば大陸との三通が実現するとか、
大陸の人が自由に台湾に観光旅行に来られるとかいった
長い間、懸案になっていたことが実現すれば、
アジアの緊張感も一挙にゆるみます。
私の頭の中にあるのはその程度のことですが、
どうぞ皆さんも良い年を迎えて下さい。


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2007年1月1日(月)

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