中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2552回
山東省の成長企業見学に行きましょう

第45回中国投資考察団は、既に発表しておりますように、
4月6日(金)に東京と関西空港からそれぞれ出発して
先ず北京で合流し、
山東省を一巡して烟台から上海にとび、
上海で中国株研究会をやってから
4月14日(土)にそれぞれ元の飛行場に戻る
8泊9日の旅程です。

山東省に行くのは先ず第一の目的が
孔子の生まれ故郷曲阜に行って、孔子廟の総本山を訪れ、
中国で2千年の風雪に耐えてきた
儒教思想の空気を吸うためです。
若い時に私は「東洋の思想家たち」という本を書き、
初版は講談社から出版していますが、
3回に渡った全集の中にもおさめられておりますので、
徳間書店刊、日本経済新聞社刊、実業之日本社刊のうち、
どれか1冊を古本屋で見つけてご一読下さい。
すると、改めて孔子の古里の土を踏んでみたい
と思うのではないでしょうか。

でも山東省に行くもう一つの目的は、
製薬会社で目下、高度成長中の山東羅欣と
採油設備メーカーでいま人気の集中している
墨龍石油機械の工場見学をするためです。
どちらも注目に値する存在ですが、
自分の目で工場を見ているのといないとでは、
株主としての力の入り方が違います。
ついでと言っては申し訳ないのですが、
折角、烟台に出ますから、
深圳B株の中で一番株価の高い張裕ワインを訪問して、
ワインの試飲をさせてもらおうと考えています。

その後、上海に出ると、いつもの株式研究会ですが、
久しぶりに新焦点に行って、
董事長さんから次の5ヵ年計画と決算の近況について
説明していただく予定です。
ご参加になりたい方は
どうぞアジア交流センターにお申し込みになって下さい。
ちょうど前年度決算の発表シーズンですから、
参考になる資料には事欠かないと思います。


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2007年3月6日(火)

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