中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2816回
北京と上海の不動産は当分、上向き

もし人民元の切り上げが最終的に1ドル4元で落着くとしても、
そこまで行く過程で
中国の経済がふえ続ける人民元の影響を受けて
さまざまの変化をひき起こします。
空前の金あまりが続きますので、
ゼイタク品を買う人もふえるでしょうが、
何と言ってもお金はもっとお金をふやすために使われますから、
資産価値のあるものが投資の対象になります。
不動産と株と貴金属、骨董品、美術品などが
その対象になるでしょうが、
東洋人はその中でも土地や建物のような不動産に
最も重きをおきますから、
恐らく土地建物に人気が集中するでしょう。
日本のバブル時もそうでしたが、
いまの中国では土地はすべて国のものですから、
借地権とその上に建てられた建物が売買の対象になります。

同じ建物でもどこにあって何に使われるかによって
値打ちが違います。
上海や北京のような大都会にあって、
人通りの多い繁華街の店舗になるところが最も財産価値があって
田舎にあるのと大都会にあるのとでは
財産価値に雲泥の差があります。
ですからどこにあるかによって
値段に大きなひらきがありますが、
地方に行っても安いなりに
それぞれにロケーションや用途によって値段のひらきがあります。

しかし、資産インフレがはじまると、
全国的スケールで不動産の値段は上向きますから、
そこへまたお金が集中してきます。
不景気になって逆の現象が起らない限り、
いくら政府が不動産の売買益に課税するとか、
住宅ローンを停止するぞとおどかしをかけても
不動産の値上がりをストップさせることはできません。
こうした傾向は貿易の大幅黒字が解消しない限り、
続くと考えるよりほかないのです。
多くの読者から
「上海の不動産を買いたいのですが」とか
「北京とどちらがいいですか」ときかれるのも
決して不思議なことではありません。
私は買うなら、上海か北京のどちらかだと思っています。
いまからオリンピックまで
どちらの不動産も上向きが続くと見ています。


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2007年11月25日(日)

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