中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2828回
ベトナムで証券会社をつくりましょう

今回は考察団に参加の皆さん60名を引率して
ホーチミン市に行ってまいりました。
私自身は4年前にも来ましたし、
ことしも下見のために5月に1回来ていますので、
そんなに目を見張るような
新しいことがありませんが、
ベトナムは中国に次いで経済が成長過程にあるので、
ホテルはどこも満員だし、
街を歩いていても活気に溢れていました。

アメリカのサブプライム・ローンの影響を受けて
ベトナム株も下値をつけていますが、
すでに成熟化した社会と
これから成長のはじまる社会の違いがありますから、
中国株で味を占めた投資家にとっては目の醒めるような存在です。
今回も参加の呼びかけをする前に満員になってしまい、
空席待ちの人たちにチャンスをと思って、
来年2月のスケジュールを組むと、
空席待ちの人たちだけで定員を超過してしまいました。

今回は香港で落ち合ってベトナム入りをし、
帰りも香港に行って、申銀万国証券を訪問し、
最後に福臨門で待望の広東料理を食べておひらきにしましたが、
次回は北京からハノイにとんで、
帰りはホーチミンから広州にとんで講習会を上海でひらきます。
ハノイとホーチミンに行くのは
どちらにも証券取引所があるからですが、
主な目的は日本人が取引のできる証券会社を
現地でつくるためです。

現在、ベトナムには
ライセンスを持った証券会社が80社ありますが、
どれも「帯に短し、襷に長し」で、
うまく日本の投資家の面倒を見てくれる
証券会社が見つかりません。
それならいっそ日本人スタッフのいる証券会社をつくってしまえ
と準備をすすめているのです。
どんなことになるかまだわかりませんが、
予定通りにことが運べば、来年の4月頃には
皆さんに口座がつくってもらえるのではないかと期待しています。
私は出資者の一人になっても、
自分が経営するわけではありません。


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2007年12月7日(金)

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