中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3137回
雲南省のコーヒー園まで足をのばします

12月のベトナム旅行はハノイに行きますが、
ホーチーミンには寄りません。
代わりにラオスに行くことにしました。
ベトナムに行ったついでにカンボジアにも足をのばして
アンコール・ワットの遺跡を訪れたことがありますが、
旧インドチャイナ3国のうちで、
ラオスには私も行ったことがありません。

なぜいまベトナム、カンボジア、ラオスかというと、
中国の経済発展が第2期に入って人手不足が目立つようになり、
労働集約的な工業生産は広東省の深圳や東莞あたりから
もっと賃金の低い地帯に引越しをはじめているからです。
その1つは同じ中国の西部ですが、
もう1つはインドチャイナ3国です。
日本ではベトナムだけが話題になって
カンボジアやラオスの影がうすいのですが、
たとえば広東省あたりに進出している
台湾企業の移転先の候補にあがっているのは
ラオスとかカンボジアです。

ですからラオスがどんな状態にあるか
1度は行って見る必要があると思ったのです。

日本から見ると、ラオスはずっと南ですが、
実はずっと西の雲南省とは地続きで、
飛行機も毎日とんでいます。
ちょうどうちのコーヒー工場の収穫期なので、
昆明から保山まで足をのばし、
大理に1泊して上海へ戻って邱友会と合流して
見学会と勉強会をやることになりました。
上海の見学先はまだ決まっていませんが、
この次の成長過程で先端を切る動きになる企業です。
なお雲南のコーヒーについては中国本土だけでなく、
日本でもプロの人たちの注目を浴びるようになりました。
わけても私たちが栽培しているティピカ種は
ジャメイカのブルーマウンテンと競争できるレベルにあるので、
同じ時期にとりわけ味にうるさい日本のプロの人たちが
私たちと昆明でおちあって同行する計画をたてています。
1年ごとに私たちの山の収穫もふえているので、
そのうちに普洱茶、ワインと肩を並べて
雲南省を代表する名産に数えられるようになるかも知れません。


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2008年10月11日(土)

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