中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3275回
四月の投資考察団はとても重要です

前にも申し上げましたが、
四月の投資考察団は
4月8日(水)から4月16日(木)まで8泊9日の旅程で、
中国の大規模農業と水道開発の現場の視察に出かけます。
工業化が進めば
人口の半分を養う食糧に不足するようになるのは
日本や韓国を見てもわかることですが、
7億人の中国人を養う食糧供給国は
世界中どこにもありません。
ですから次の10年、
中国は必らず大規模農業に力を入れるようになる筈です。
既に上場企業として
頭角を現わしている企業もいくつかありますが、
今回は江西省と福建省の
亨泰と超大現代の生産現場を見学に参ります。

また中国の水不足は年と共に
切実な問題として浮上する筈ですが、
ついこの間、ベトナムの帰りに中国水務の担当者から
香港で詳細な説明を受けたばかりです。
年に4%ずつふえ続ける水の需要と
工業化の進展による汚水の処理は
避けて通れない大問題です。
南昌から3時間ほどバスに揺られて入ったところで
中国水務が大規模な開発をやっています。
以上の業種はいずれも
今後の成長株の動きと大きなかかわりがありますが、
その合間をぬって航海の神様媽祖の総本山にお参りします。
ここは世界に根を下ろした華僑と
切っても切れないいわれのある歴史的な名所です。

4月8日に先ず成田と関空から北京に集まり、
北京から南昌、廈門、福州ととんで最後に上海で
上海邱友会と合同の投資勉強会を4月15日に開催し、
翌16日にそれぞれ出発した地点に戻ります。
現場まで視察に行けない人は
上海邱友会だけにご参加いただいても結構ですが、
今回の投資考察団はこれから10年かけて中国で起ると思われる
産業界の変化を勉強する大きなヒントになると考えています。
時間とお金の都合のつく方は万障くりあわせて
ご参加になって下さい。
世界的な金融不安は遂に実体経済にまで及びはじめましたが、
比較的被害が少くて
眞っ先に快復のきざしを見せているのは中国です。
もうその動きは年明けから既にはじまっていますが
どうぞご自分の目で確かめて下さい。


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2009年2月26日(木)

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