中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3653回
一番確実にお金の儲かる株のやり方は

少し株の話に戻りましょう。
株をやる人はお金儲けのために株の売買をします。
安い時に買って高くなってから売れば、
お金は儲かります。
原則はたったそれだけですが、
実際には、空買いもあれば、空売りもあり、
自国の株の売買だけでなく、
外国の株の売買をやることもあります。
いまはグローバル化の時代だし、
このコラムの読者は大半が中国株に馴染んだ人たちです。
最大の関心事は当然中国株の動きです。

もちろん、国が変われば、
株をやる人の気質も違うし、
株価自身の動きも違います。
しかし、株は安値の時に買って高くなって売れば
お金が儲かることに変わりはありません。
それなのに、株で儲かる人よりも株で損する人が多いのは
どこの国にも共通しています。

株を買ってお金の儲かる人と損をする人は
違った株を買っているわけではありません。
どちらも同じ株を買って売っているのに、
お金の儲かる人と損をする人に分かれるのは
株を買ったり売ったりするタイミングが違うからです。
誰も気がつかない、もしくは相手にしたがらない時期に買って、
ジッと辛抱して値が動くようになると、
それッとばかりにとびつき買いがはじまります。
それからでもまだ値上がりが続くので、
とびつき買いでもお金儲けのチャンスはあります。

それからでもまだ株が上がるということは、
株は上がるほど買う人がふえるということにほかなりません。
それが天井を打てば反落しますが、
どこが天井かは実際にそうなるまでわかりません。
プロの人でも予想できないのです。
ですからはっきりしていることは皆が騒ぐようになってから、
それに付和雷同するよりも、
できればまだ人があまり気づかない時に、
将来性のある株を探し出すことです。

こういう株の買い方を私たちは
「成長株買い」と呼んでいます。
成長する株をまだ子供の時に見つけて
じっと育つのを待っておればそれでいいのです。


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2010年3月11日(木)

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