中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3691回
私の株のやり方はとても簡単です

私の株のやり方について
何か特別の霊感が働くのじゃないかと聞く人がたくさんいます。
なかには占いをどう思うか、
風水についてどうお考えになりますかときく人も少くありません。
でも私のやり方はそんなに難しいことではありません。

私のやり方はこの株を買ったら、
向う5年間、あるいは10年間、景気不景気に拘らず、
毎年、営業額も利益も50%前後
ふえ続ける企業であるかどうかを確めるだけのことです。

産業界には必らず景気不景気があります。
その度に株価が大きく動きます。
株が下がれば悪い噂も立つし、
もっと下がることも現実に起ります。
ですから大抵の人は損害を少しにとどめるために、
あわてて持株を売りにかかります。

もちろん、もっと下がれば売り逃げただけ助かった
ということになります。
しかし、その時が実は底値で、
買い戻せないということも起こりますし、
逆に下がったままなかなか戻らないということもあります。
そうなると安値で買い戻すチャンスを失い、
逆に株価の動きにこちらが振り廻されることになります。
ですから下がったら下がったまま放置しておき、
株価が自分で戻るのを待つことになります。

問題は荒波をくぐっても必らず元に戻り、
更に毎年50%前後(実際には年によって30%を切ることもあれば、
100%を越えることもあります。
50%は平均成長率と考えて下さい)
成長する株であるかどうかです。
それを見つけるのは難しいことで、
見間違えることもあるし、
株価の低迷が長い時は自分がしびれをきかすこともあります。

しかし、毎年、50%平均の成長率を維持できる銘柄は
誰がどう言おうと必らずのように株価が大きく成長します。
従ってそういう株を見つけることができるか、
見つけたらどんな大波の中をくりかえしくぐることになっても
ジっと辛抱できるかということに尽きます。
私が「株の儲けはガマン料」と言っているのはそういう意味です。


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2010年4月18日(日)

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