中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3776回
中国のパイプ・ラインは日経でも報道

石油パイプ・ラインは
アメリカでは国内で必要なシステムでしょうが、
後発の中国にとっては
スタートの時点からグローバルな大事業なのです。
それもこれからはじまる
新しいビジネスの一つと言ってよいでしょう。

私は世界地図を拡げて見ているうちに、
そんな動きに気づいたので、
ギリシャからはじまったユーロの大暴落の少し前から
勝利管道の株を買いはじめました。
高値の2.5ドルから見ればかなり下ですが、
1.8ドル、1.7ドルをなかなか割らないので、
そんなにたくさんは買えていません。
買うと言っても精々1回に50万株か、100万株ていどで、
高値を追うことは先ずありません。

もう一つ、私の場合は自分が何をやっているか、
周囲の人にかくしたりしませんので、
邱友会でも考察団の常連でも、
私はほとんど同じ時期に買いはじめます。
そんなことをしたら、安く仕入れられないじゃないかと
心配する人があるかも知れませんが、その心配は要りません。
私の周囲の人が買ったくらいのことで
株価は大きく上がったりしません。
株価があがるのは、香港で有力な雑誌や新聞が
私にインタビューをして、
香港中の投資家の目にふれる時からです。
今回の場合で言えば、
6月のはじめに香港の「アイマネー」という雑誌が
私の特集をしましたので、
これから新しい動きがはじまるところです。

パイプ・ラインの中国ミャンマー間協定の報道は
香港の「経済日報」で終わりかと思ったら、
6月9日になって日本経済新聞が夕刊で
「中国、ミャンマーからパイプライン」と題して
覚書署名式に参加した両国の首相の写真入りで、
かなり大きく報道されています。
成長株の一つとして
私がとりあげたことを気にしている読者からすぐ
交流センターにもあれこれ質問があったようですが、
これで私の勉強はおしまいになったわけではありません。
やっと緒に就いたところですから。
どのようになるか、それとも黒に終るかがわかるのは
恐らくまだあと2年や3年はかかるでしょう。


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2010年7月12日(月)

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