中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3777回
近く勝利管道の工場見学に行く所です

成長株探がしと言っても、
ここまではまだ私の1人よがりにすぎません。
時代が変わると、
成長株も変わると私は思っているので、
万博が終ったら、人手不足による賃上げも手伝って、
中国は本格的な消費経済の時代に入ります。
そのために私も次の時代の成長株探がしに血眼になって、
とりあえず4つほど新しい銘柄に目をつけたのですが、
私の目に狂いがないかどうかは
もっと時間がたって見ないとわかりません。

さしあたりやらなければならないことは
経営者に会うことと、現場の見学をすることです。
50年前、私が週刊誌で「会社拝見」という頁を受け持った時、
私が眞っ先にやったことは社長に会って
その人の抱負をきくことと工場や売場の現場を見ることでした。
いまでは当り前のことですが、
工場まで見て責任者にインタビューをしたのは
戦後の日本では私がはじめてだったのです。

香港で上場されている中国株のうち、
かなりの会社は節税のために本社をタックスヘブンにおき、
マネージメントは香港でやっています。
でも工場は大陸のどこかにあるケースが多く、
勝利管道の場合は山東省の済南市の近くに工場があります。

私が投資考察団を引率して
工場見学をしたいと香港の本部に申し込んだら、
財務の担当者は私のことをよく知っていて、
心よくスケジュールのアレンジをしてくれました。
というわけで、
この15日の木曜日に
「リトル・トウキョウ」の勉強のために
合肥市に行く一行を連れて、
とんぼ帰りで
北京から山東省の工場まで見学に行くことになっています。
はたしてどんな印象が私たちの胸に残るかは、
おいでになった方々にきいていただくのが1番確かですが、
その後の株価の動きを見ても
おわかりいただけるのではないでしょうか。
昨日買って今日あがったから
「それッ、売れ」というのが株式投資ではありません。
その時代時代に大きく成長する株を探がし出して、
一緒になって儲けを分け合うのが
最も効率のよい株式投資だと私は信じているのです。


←前回記事へ

2010年7月13日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ