中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3793回
いよいよ地方都市の開発がはじまります

中国の工業化と都市化は大へんな勢いですすみ、
今や沿海地域は人手不足が顕在化して、
工場の内陸移動が常態化しています。
地方都市にある工業団地も、
沿海地域からの移動も加わって、
目に見えて賑やかになったし、
賃金が年々上昇する方向にあるので、
消費もうんと活気づいてきました。

オリンピック、万博といった国家的な行事が終われば、
これから大不況がはじまるのではなくて、
かって日本の農民が米俵を担いで
議会周辺をデモって歩くと米価が上がったように、
地方都市で賃上げによる所得水準の向上がはじまると、
それが国内景気を支える原動力になると私は見ています。
ですから消費経済の拡大と共に、
次に中国で起る新しい大きな動きは、
かって北京と上海で起ったことが
地方まで拡がって、
地方都市の開発ブームがこれからはじまるぞということです。

ですから中国の地方都市の開発に、
日本企業が参加するかどうかを、
日本企業が決断する時期が来たということです。
私は10年も前から、
今に日本の流通業は年々後退して赤字経営になり、
中国に進出した支店が本店を支える時代になると
余計な減らず口をきいてきましたが、
一流のデパートやスーパーが大赤字を出すようになると、
もしかしたらと首をかしげる人も
日増しにふえるのではないでしょうか。
こうした傾向が常態化したら、
今まで海外に一切関心のなかった中堅企業だって
どこか手がかりになるチャンスはないかと
眞剣になって考えるようになる筈です。

たまたまそういう時に、
人口500万人の安徽省都合肥市から
商業施設の開発をしてくれないかと声がかかったのです。
はたして中国に進出して成立つ商売なのか、
もしくは今までのビジネスに
隣接する新しい分野を開発できるものかどうか、
商売変えのご相談に乗ることくらいはできるかも知れません。
新しい仕事に興味のある方には私と現地の担当者が
喜んでご相談に応じますので、ご連絡下さい。


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2010年7月29日(木)

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