中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3828回
仕事場の大移動を考えている人はどうぞ

私たちの中国投資考察団も今回で66回目になりますが、
今回は日本の地方都市のシャッター通りで頑張るより
いっそ中国の地方都市で商売ができないものか、
研究する目的の旅行でもあります。

私が当時の合肥市長さんに頼まれて
日立建機を誘致した17年前の合肥市は人口140万の
小さな省都でしたが今は2つの工業団地で40万人の人が働く
人口500万の中堅都市になり、
日立建機も1年に100億元(1500億円)の売上げをする
大企業に成長しました。
町の中にあるカルフールは
全世界でも一番お客の多い店ということですが、
高級品を買う人はわざわざ3時間も車を走らせて
南京まで買物に出かけています。

そこへリトル・トウキョウをつくるとすれば、
日本の一流デパートを一社、
一流スーパーを一社、そして、
家電・家具・衣料品などの大規模店も必要だし、
子供の遊び場ももちろん必要です。
私はそこに竹下通りもつくって、
気のきいた中小企業やレストランも
一通り揃えたいと思っています。
ちょうど日立建機を案内した時に
何回も下見や打ち合わせに出かけたように、
今回も熱意のある人に集まっていただきたいと考えています。

10月28日にはできればやっと業績の回復してきた
常茂生化の近況報告を受けてから上海に移動し、
10月29日(金)には上海邱友会と合流して、
浦東の私のビルで勉強会を開催したいと思います。
ですから考察団に参加せず、
邱友会にだけ出席したい方もどうぞ交流センターに
大至急申し込んで下さい
ビルの会議室の収容能力に限りがあり、
最近はすぐに溢れて、
キャンセル待ちになる心配があります。
また工場見学、会社訪問に熱心な人がふえて、
どこに行くのですかという問い合わせも多いので、
担当者は3、4ヶ月も前から予定を組みに入っています。
この際、中小なりに企業の大移動、
資本の大移動を真剣に考えている人は
是非、予備行動に移して下さい。


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2010年9月2日(木)

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