第3839回
これから中国の地方都市で町づくり

お金だけが先に逃げ出して行って、
ご本人が日本に残っていたのでは心配になりませんか。
日本国内で愚図愚図している間に
お金の行方を見失ってしまう心配があるのです。
ですから、お金が先に出て行ったら、
間髪を入れずその後を追っかけて
ご本人も出て行く用意をした方がいいのです。

どうせ出て行くなら、
お金儲けのできそうなところを選ぶべきです。
お金儲けのできそうなところは
これから経済が大へんな勢いで伸びるところです。
経済の成長するところはそこで働いている人のふところが
毎年ふくらむところですから、
そのふところを狙えばあまり努力をしないでも、
その分け前にあずかることができます。
今で言えば、さしずめ中国ということになります。

でも言葉もわからず、
風俗習慣も違うところに行って何ができるのでしょうか。
これから出かける人の持っているものと言えば、
（１）少しばかりのお金と、
（２）いままで日本でやってきた少しばかりの仕事の経験と、
（３）日本という先進国の環境に生きてきた常識
くらいのものではないでしょうか。
私の場合は皆さんに比べると、
（１）少しは言葉が通ずる、
（２）元手にするお金を皆さんより少し多く持っている。
（３）同じ環境に育っているが、
新しい冒険をすることをあまり恐れない、
というくらいのことではないでしょうか。

ですから、周囲の反対を押し切って
20年も前から中国に乗り出して行ったので、
他人様には成功者のように見えますが、
いつも新規にやることはいままでにやったことのない仕事で、
危っかしいことに変わりはないのです。
いままでにやったことは、
(１)ビルを建てる仕事、
(２)建設機械を売る仕事、
(３)コーヒー豆の栽培、
(４)パンとケーキ屋、
(５)喫茶店、
(６)焼肉屋、
(７)ファッションの店（これは失敗）
(８)保税倉庫（これも失敗）
(９)中国株の投資（これはちょっと自慢ができるかも）
そして、よくもこわがらずに
これから中国の地方都市で身にあまるスケールの町づくりです。