中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3841回
次の投資考察団は町づくりの勉強会です

仕事の中には1年やれば目鼻のつく仕事もあれば、
10年かかる仕事も、また一生かかっても完成しない仕事もあります。

さきにも述べたように私が次にやる仕事は
人口500万の合肥市という安徽省の首都に
新しい町づくりをやる仕事です。
ちょうど中国と日本が組んで
アジアを世界の中心にする時代が来たので、
私は合肥市にリトル・トウキョウをつくる計画をすすめています。

約5万坪のところに日本を代表する百貨店とスーパーを誘致して、
日本の有力専門店にも集まってもらいます。
また竹下通りのような商店街もつくる予定です。
ちょうど日本は高度成長期をすぎて、
地方どころか、東京のど真ん中でさえ
シャッター通りになりかねない情況なので、
この際、地方都市で生き残ってきた
中小企業の大移転はできないものかと
妙な使命感を抱くようになりました。
そこで中国で手頃な店をひらきたいと思っている皆さんに
一度下調べをしたらいかがと呼びかけているところです。

来る10月21日(木)から30日(土)までの9泊10日をかけて
私たちの第66回中国投資考察団は先ず成田、関空から北京にとび、
長沙、成都、合肥、南京、上海と動きます。
長沙では中国進出の先輩格にあたる滋賀県の平和堂を見学、
続いて空前の盛況を呈している
成都のイトーヨーカド堂と伊勢丹を見学、
それから合肥にとんで日立建機の大工場を見てから現場の視察、
終ってから南京に福岡市の業者がつくった
ショッピング・センターを実地に見てまわります。

上海に戻って上海邱友会と合同の勉強会をやりますが、
途中、南京の雨潤食品、常州の常茂化工、上海の新焦点と
上場企業の見学と最後に私の講演会をひらきますので、
参加ご希望の方はどうぞ交流センターにお申し込みになって下さい。
なお本日でこの連載もまた単行本1冊分に達しましたので、
明日から趣きをかえます。どうぞ続けて目を通して下さい。


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2010年9月15日(水)

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