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第3932回
金属のリサイクルに注目して下さい

銅を山から掘り出している代表格は江西銅業ですが、
もう1社、銅をスクラップの中から
リサイクルしている企業が中国にあります。
中国金属再生資源という会社です。

この会社は世界中からスクラップを買って来て、
鉄と銅を素材に戻す事業を各地でやっています。
急激に業績を上昇させていて、昨年の上半期に比べて、
今年の上半期だけでも3倍もの業績と利益をあげています。
パソコンを叩いてもすぐに出てきますから、
ごらんになって下さい。
仕事が大変な勢いで伸びていますから、
恐らく下半期は上半期を上廻わる実績をあげることになります。

私はパソコンで信じられないような業績の延びを発見して、
今年最後の考察団を引率して
広州にある同社の最新鋭工場まで見学に行ってきました。
鉄も需要は大きな物ですからバカにはできませんが、
銅は資源に限りがありますから、
レアアースに負けず劣らずの価値があります。
山から掘り出すのには限りがありますが、
スクラップからの再生は
銅の消費量がふえればふえるほどもっとふえますから、
銅の最重要鉱脈の一つということになります。

この会社は昨年、重役陣に内紛があって一時期、
株が売られて話題になりましたが、人事も一応解決して、
今やフル稼働に入っています。
業績が予定通りに伸びれば、1株当りの利益も
株価が一桁上の株式群と並びますので、
江西銅業に追いつくことはそんなに難しいことではありません。

私たちが見学を終えて香港に着いた翌日に、
7.85ドルで8000万株を第三者割当することが発表になり、
株価がドッと下がりました。
最近、亨泰でも同じことがあって株が下がったので、
私はすかさず買いを入れましたが、
予定の10分の1も買えませんでした。
この株にも同じように追加買いを入れているところです。
亨泰は株主に対して実質12%の配当を発表していますが、
金属再生はどうする積りか未発表です。
でも会社見学をした直後なので、
私はナンピンのチャンスとしてとらえています。


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2010年12月15日(水)

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