中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3973回
「人民元高に負けるな、中国株」をご一読下さい

「これから10年、中国で一番ふえるものは何ですか」ときくと、
大抵の人は「自動車」とか「マンション」とか答えます。
私が「人民元ですよ」と言うと、
皆、笑い出して「そう言えばそうですね」と首肯いてくれます。

人民元の切り上げをしないで、このまま貿易黒字を続けたら、
中国の外貨は大変な量に積み上げられます。
その度に人民元を発行しなければなりませんから、
国中が人民元で溢れるようになります。
私は10年も前から1ドル人民元4元の時代が来ると唱えていますが、
なかなかそうまで思い切って踏み切らないと、
国中が物価高と資産インフレで
にっちもさっちも行かなくなってしまいます。
人民元のふえるスピードよりも、もっと早いスピードで
ふところの人民元をふやさないと
お金儲けをしたことにならない時代がもうそこまで来ているのです。

「人民元高に負けるな、中国株」と題する
「もしもしQさんQさんよ」の30巻目の単行本が
グラフ社から刊行されて2、3日前から本屋さんに並んでいます。
(単価1400円+5%の税金)
読んで字の如く、
これから10年は中国経済の大成長が続くと私は見ていますが、
バブルの兆ざしもチラホラ見えてきました。
大成長は金儲けのチャンスですが、
一歩間違えるとズッこける可能性もあります。
この可能性については
日本人の方が中国人より用心深く対処できると思います。
一ぺんひどい目にあわされているのですから。

恒例により抽選で10名様に私のサイン入りの本をさしあげますので、
籤運に自信のある方はふるってご応募下さい。
あとは本屋でお買い上げいただいてもいいのですが、
先着500名様に私のサインをしてお届け致しますので、
お手数でも折り返えしてハイハイQさんにお申し込みになって下さい。
バブルにはまだ少し時間の余裕があると思いますが、
株も不動産に負けず、人民元高を乗り越えてもらいたいものですね。


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2011年1月25日(火)

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