中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第4064回
水の事業に注目すべき時期が来ました

これまで69回に及ぶ考察団を組織して
あちこち有望と思われる中国の上場企業を訪問して
勉強会を続けてきましたが、
訪問した企業の内容や私がそれらの会社をどう見ているか、
この欄で報告することはほとんどありませんでした。
それは考察団に参加した人たちの
特権だと思っているからでもあります。

今回もその禁を破るわけではありませんが、
北控水務と永保林業については、
私もこの欄で取り上げましたし、
株価も大きく動きましたので、
皆が知りたがっていることについて少しばかりふれたいと思います。

水は生活に不可欠の日用物資であるばかりでなく、
中国の経済が発展し続けると、
1年に4%は不足すると言われている大切な資源でもあります。
そこで私はかなり早くから上場して
一番歴史のある中国水務に皆さんの注目を促したばかりでなく、
海水から淡水をつくるシンガポールの上場企業の見学に
皆さんをお誘いしたこともあります。
中国水務はそうした水を扱う会社として
比較的早くから上場していましたので、
私は皆さんに注目を促したことがありますが、
この会社のトップに位置している董事長さんは気の多い人
(私は材木屋と表現していますが)で、
どこの地方の水道局も尨大な遊休土地を持っているので、
自分たちの会社に受け入れた
元水道局の役人たちのアドバイスを受けると、
地方都市の遊休土地にマンションを建てる仕事に
うつつを抜かすようになりました。
そのためにかなりの利潤を計上できるようになりましたが、
営業外の利益が本職の利益より遥かに多かったので、
決算を発表すると株価が逆に下がるという目に度々あっています。

最近はさすがに不動産会社を別会社にして
本職に専念するようになり、
ご本人が毎日のように証券市場で
自社株を3ドル前後で買収し続けています。
本業が軌道に乗ってきたのと、
その将来性に自信を持つようになったことを
多くの投資家に知ってもらいたいためだと思いますが、
私たちとしてもいよいよ水商売に注目すべき時期に到達した
と言ってよいでしょう。


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2011年4月26日(火)

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