元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第397回
お金も恋も生甲斐も健全なる“肉体”に宿る

60歳定年後はどうしよう?
ガンと宣告されてお先真っ暗だ!
50歳からの悩みや不安はますます深刻です。
しかし、そうしたときに、ちょっと目を転じて、
わが命は「生物年齢・40億50歳」と
人生を豪快に考え直してみると、
まだまだ続く、人生後半の生き方もゆったりと変わってくる――
こんな長寿処世学の発想大転換の話をしてきました。

ゆったりした人生、豪快なる発想といえば、
この夏休みには久しぶりに、、
愛称“絶倫”くんと、“布袋”さんという中年仲間と、
日光・菖蒲が浜のプリンスホテルのコテージで過ごしました。

絶倫くんは、僕のガン闘病5年を支えてくれた命の恩人です。
手術は体にダメージを与えるからいかん!
大学病院の手術には断固反対!
漢方薬の穴攻め療法でガンを叩き出せ!
といって、口どころかお尻の穴にまで漢方座薬を押し込んで、
ガン病棟から強引に“拉致”した豪快な発想の持ち主です。
お蔭で僕は「ガンを切らずに5年延命を掴んだ」わけですから、
その日も5年前の“命拾い”騒動を思い起して
大笑いしたものです。

僕の闘病記を読んだ人なら覚えているかも知れませんが、
手術より自然治癒力を信じる、この絶倫くんは、
バイアグラや三鞭丸といった
回春剤愛用のマニアでもありますから、
60歳の還暦を過ぎても、
いまだに愛称通り“絶倫道”を邁進しております。

もう一人の布袋さんは、5年前に、
僕を中国の制ガン漢方薬、
天仙液の工場まで連れていってくれた親友です。
こちらも64歳を過ぎて意気軒昂。
仕事の関係で、いつも上海、香港、ソウル、釜山、
台北を駆け巡っているのですが、
それぞれの町々に20代で
美人のガールフレンドをはべらす強者ですから、
こちらは負けず劣らずの
“アジア版援助交際?”と疑われそうなオジさんなのです。

僕が服用している制ガン漢方薬も
回春剤だと称して毎日3本愛飲し、
わが身を勃起? いや克己奮励させているとホラを吹いたり、
「きっと、90歳、100歳になってボケても、
若い看護師さんのお尻をなでたり、
おばあさんのベッドにもぐりこんで、
老人病院のお騒がせ者になるんだろうね。ハッハッハ」
と冗談を飛ばして笑い転げたりしております。
ひょっとすると、わが精力は
“永遠に不滅”を信じているのではないかと疑いたくなりますが、
それはともあれ、痛快な話が大好きな仲間なのです。

まあ“生物年齢40億60歳”とまでダイナミックに考えなくとも、
わが身に潜む、不滅の回春力や治癒力を信じて、
日々、養生に腐心している人は、
人生後半の生甲斐も前向きに前向きになるのかも知れません。
最近、まわりを見まわしても
「手形が落ちない」「倒産しそうだ」といって、
ストレスでガンになったり、自殺する中年社長族がふえていますが、
絶倫くんと布袋さんの会社の事業は“快走中”だから不思議です。

よく巷の人生読本を読んでいると、
やれ出世はどうする? 老後の年金はどうなる?と囃し立てますが、
とくに50歳からは命あってのモノダネですね。
「健全な精神も」「健全なお金」も
そして「健全なる恋」も、「健全な肉体に宿る」ようですから、
50歳、60歳を過ぎたら、
より前向きな人生観、
そして大養生の知恵だけは大事にしないといけません。


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2003年9月28日(日)

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