元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第452回
ガン再発? 体を冷やしてはなりません

この5年間、なんども
ガン再発の危機をクリアしてきた
僕の養生記の続きです。

2年前に、頭全面に脂肪の塊が吹き出して、
頭痛が治まらないとき、
里芋の粉を練ったパスタを尻に当て、
頭に溜まった悪液を排出した…というので、
僕の親友の絶倫くんなどは
「ワッハッハ、尻(シリ)から頭の水を出す? 
もう尻(シリ)ません!」
と呆れかえったメールを寄越したほどでした。
これは拙著「しなやかな玄米菜食」にも書いた笑い話ですが、
山村さんの解説では
「脳は腸と微妙に関連しているので、
下半身から頭の悪液が排泄、排毒した」というのです。

このあたりは現代医学では解明できない、
気血水の謎といった東洋医学の世界に入ってしまうわけですが、
ともあれ、まだまだ科学では解明できない、
命のミステリー、カラダの不思議は多いものなのです。

こうした微妙なカラダの変調は、
痛み止めや抗生物質、抗ガン剤を飲んでも
治まるものではありませんから、
やはり、カラダを温めたり、
ツボを刺激して、カラダに溜まった老廃物を出す、
つまり排泄排毒の手当て法を知っていたほうが得策だと思います。

ともあれ、ガン患者は少しカラダの調子がよくなると、
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」で、
カラダを冷やしたり、
脂っこいモノを食べたり、仕事でも無理をします。
スワッ!再発か? と焦って病院に駆けこめば、
検査責めに合うばかりか、
疑わしきは抗ガン剤、抗生物質責めということになり、
ますます免疫力が激減して、
カラダの調子が狂ってくる。
しまいには、本物のガン再発といった事態にもなりかねません。

とにかく、一度ガンにやられれば、
血液やリンパには小さなガン遺伝子が潜んで、
増幅の機会を狙っていると思ったほうが早いですから、
なにはともあれ、カラダを冷やしたり、
精神的にストレスをかけないように
日頃のライフスタイルに注意することがまず肝要です。
そうして1年、2年とガンと付き合っていくうちに、
体調の取り方を覚えて、
ガンをなだめて、
賢く養生できるようになるのですが、
これがなかなか至難のワザなのです。


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