元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第520回
ガンになればリンパ球が激減

免疫学の権威・安保教授は長年の研究の結果、
「自律神経支配下にある白血球は
顆粒球60%、リンパ球40%が
健康な状態のバランス比率。
ストレスが嵩じてくると、
このバランスが崩れ、
顆粒球が60%、70%と増え、
リンパ球が激減する」というのです。

リンパ球は早期ガンで30%、
進行ガンなら25%くらいに落ちるというのですから、
リンパ球を高めるには、
イライラやストレスを無くすことが如何に
大切か分かりますね。
まあ、笑いや食事、散歩、旅、温泉で病気がよくなる
といわれる所以でしょう。
何度も書きますが、
自然治癒力にしても奇跡、偶然、シンクロなどと
短絡的に神懸り、他人任せで考えてはなりません。

こうした免疫の仕組みや、
心身、命の複雑な仕組みを賢く知って、
うまくストレスコントロールしていけば、
自らの知恵と力で克服できる――と考えれば、
ガンの養生も患者自身でしっかりと工夫できるわけです。

本当に安保教授の話は、
ガン患者にとっても
前向きの勇気を与えてくれる内容だと思いませんか?
いろいろ、自然治癒の治療法はあるわけですが、
患者自身が己の命の仕組みを信じて、
ストレス・コントロールしていくことが第1です。

僕の周りの患者さんを見まわしても、
ガンについてよく読書したり、講演を聞いたり、
食事などの養生を工夫したり、
日々の養生を存分に楽しんでいるような人が
大抵はガンから生還しています。

あの医者が不親切だ、
あの食養指導者は気に食わない、
自分の選んだ治療は失敗だったのではないか
などと、いつもイライラ。
いくら病院に足繁く通い、生薬秘薬情報に敏感でも、
日々の生活改善に不平ばかりいっている人は
どうも上手く行かないように思います。

さて1月20日のスローヘルス懇親会の講演で
安保教授は、自らの免疫学の理論から、
「ガンと闘う4か条」を上げておられました。


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