元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第881回
「スローヘルス研究会支部」の活動報告

1月12日に開かれた、
僕たちのスローヘルス新年懇親会の報告の続きです
特別講師の帯津良一医師
「ガンはあきらめてはいけない」という講話の前に、
メンバーからの「支部活動報告」が行われました。

スローヘルス研究会とは、
ガンは「あわてずに、ゆっくり、しなやかに」治そうという
趣旨の集まりで、
有名な植物学者・リンネの名言
「自然は飛躍せず」に因んで命名された会合です。
患者と家族、そして、心ある医師や有機農園の方々を繋ぐ、
「いのちのライフライン」を
全国に広げようという活動なのです。

だからといって、難しい会則で縛ったり、
年会費をとったりする会合ではなく、
患者や家族が、自主的にいつでも出入りできる
とてもゆるやかな患者会なのです。

ところが、会を始めて4年目になりますが、
全国各地に自然発生的に
スローヘルスの運動に参加したいという人が増えまして、
いくつか「支部」ができてしまったのです。

それも、大半がガンを克服中の患者さんや
家族の皆さんが、
喜びも苦しみも分かち合って、
より心身に優しい治療の
情報交換をしていこうという意欲に燃えた集まりですから、
かなり盛況で定着してきたのはうれしいことです。

まえにもこのコラムで紹介したことがありますが
奥さんとの協力で、肺ガンを克服中の
原田廉平さんは、故郷・富山県高岡市で
「スローヘルス研究会・富山支部」を開設し、
毎回、100人もの参加者で満員だそうです。

さて、1月12日の東京の新年懇親会は、
まず、この原田さんの支部報告から始まり、
続いて、拙著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)の
共著者で、岩手・東山町でやはり、
「スローヘルス研究会・岩手南支部」を作った
鈴木博子さん(本名・美感子さん)からも挨拶がありました。

鈴木さんは食生活アドバイザーの資格をもち、
「マグノリア」という自然食品店も経営しながら、
やはり毎月、地元で食事会イベントを開いていますが、
全国の仲間に、岩手ならではの自然食材を紹介したり、
通販したりしておられます。

1月12日の新年懇親会のためには、
「馬米」(うまい米)という、
秋田こまちの5キロ袋を
プレゼントとして持ち込んでくれました。
これは、地元の遠野の有機農家の青年が、
馬を引きながら耕すという無農薬玄米です。

また、当日は参加できなかったのですが、
岩手・盛岡市の「さくら庵」の店主・菅原勝利さんから、
EM水を使って作る、手打ち蕎麦が、
宅急便で運びこまれました。
菅原さんも、自主的にスローヘルス活動を盛岡で広めようと
メンバーになった人ですが、
こうした支部主催のメンバーたちの話や、
送られてきた自然食材が人気を集め、
一段と新年会が盛り上がったことはうれしい限りでした。


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2005年1月24日(月)

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