元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1249回
「ときめいて生きる」の原則

先日、スローヘルス研究会の新年会
模様を紹介しましたが、
とくにうれしかったのは、
参加した患者さんや家族の方たちから、
「とても和やかな雰囲気で、
 心がときめきました」
「帯津先生や患者さんたちと
 ざっくばらんな話が出来て救われました」
といった、心身パワーアップの感想が
たくさん寄せられたことです。

まえに、このコラムのガンのテレビ番組批評でも
申し上げましたが
ガンという難病は、
「一発の抗ガン剤」で完治できない、
ミステリアスな魔性を秘めています。
また、期待するほど、国や病院が手取り足取りして
助けてくれるものでもありません。
ですから、患者が主役の心得が欠かせません。

「医師は患者の伴走者である」とする
謙虚で心ある医師と相談しながら、
いかに自分の体質、症状に合った
「治療計画」を組み立てられるか?
いや、ガンと共生しながら、
いかに次の人生を築いていくか?
一人一人の「人生設計」を、
じっくりと組み立てられるか?
ここが元気に長生き! 毎日がときめき!
さらに、納得できる治療、
悔いのない人生をしっかりと掴む=
「いのちを掴む」ポイントです。

なんども書きますが、テレビや新聞が煽るように、
ガンとは「宣告即=死」ではありません。
家族と心ある医師と協力して、
いちはやく、「不知の病の妄想」から脱皮した人が、
納得した人生を歩んでいるといってよいと思います。

もちろん、ガンとの共生、
ガンと上手に折り合うといっても、
長く延命していけば行くほど、
人生は山あり谷ありとなります。
苦もあり楽もあります。
毎日が順風ということはありません。

とくに、冬の寒い時期はガンの大敵です。
今年のように厳寒の冬には、治療の跡がうずいたり、
副作用、後遺症、合併症がにょっきりと顔を出す、
危険な季節でもあります。

僕にしても、血液検査による食道ガンの
腫瘍マーカーの多少、数値が上がりました。
スローヘルス新年会に参加した人の中にも
何人かマーカー値があがって、
落ち込んでいる人もいました。
でも、お互いに
「恥ずかしがらずに、
 爺シャツでも婆シャツでも、
 携帯カイロでも湯たんぽでも
 何でも使って、体を冷やさないようにしようね」
と励まし合って、大笑いしました。

こうしたことは、決して大病院では教えてくれませんが、
「ホリスティックなガン治療」とは、
「ときめいて、いのちを掴む」とは、
こうした日々の足元からの生活改善、
環境改善の知恵から始まるものでしょう。
決して「最新の抗ガン剤」だけが
魔法の弾丸ではありません。

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2006年1月27日(金)

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