元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1998回
再び「偽食から正食へ」(2)

「消費者が全国各地で不調を訴える=
中国製ギョーザを保健所が調査」
という食の汚染、食の堕落を伝える食中毒ニュースには、
「こりゃ、他人事ではない!」と、誰しもが目を見張った――、


成熟期の中にいる僕たちは、そろそろ、足元から、
クイックではなくスロー社会の発想を見直すべきだ――、

「美食」「飽食」のみならず「偽食」から、わがいのちを守る!
「偽食から正食へ!」
ますます、自然食、有機農法のみなさんとのネットワークを
しっかりと確立したいものだ――という話の続きです。

僕のようにガンや慢性難病に悩んでいる人ばかりか、
生育盛りの子供、もちろん健常な働き盛りの人たちにとっても
「食はいのちの源」ですから、
まさに、「偽食から正食へ!」――、
この自らで作る食ライフスタイルの発想転換は必須の時代でしょう。
もちろん、僕の励行している
マクロビオティック玄米菜食法を
「ウサギの餌みたいな、まずいものはゴメンだ」と
胡散臭く思う人に、
強制的にお勧めはしませんが、
少なくとも、農薬や化学汚染物質の少ない、
有機の食品を食べる機会をたくさん作ることは大切です。
ガンのみならず、花粉症やアレルギー対策にもなります。

では、「偽食から正食へ!」――、どうすれば、
日々の食卓に、安全で、自然な食材をそろえて身を守る仕組みを
我が家に作ることができるのか?
それについては、このコラムでも何度か書いています。

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「いのちの良い環境場」を作るための
スローヘルス研究会」の
「3つの心構え」を忘れずに実践していきましょう。
(1)しなやかな「ネットワーク」を作る
(2)しなやかな「ライフライン」を作る
(3)しなやかな「バトンタッチ」を作る
とくに、ただ食生活の堕落を
他人事のように笑っているのではなく、
この食品汚染の時代、長寿難病時代を生き抜くには、
患者に限らず、健常者も、普段から
有機農園や自然食品店とも仲良く情報交換出来るように
ライフライン作りに気を配っておこう」――
第1912回 いのちの「良い環境場」「悪い環境場」より

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食汚染の取り締まりも大切ですが、
(2)であげた「しなやかな食のライフライン」を作る――
ことが、いま多くの日本人にとって大事なのです。
これについては、拙著「ガン延命学新書」の第41章にも
詳しく触れていますので、
まだ読んでいない人のためにも抜粋再録しておきましょう。

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第41則 これからは、あなたなりの
「自然食ライフライン」を持とう
僕たちのスローヘルス研究会の集まりは、
東京で年に3〜4回ほど開かれます。
ゆったり健康法の趣旨は、なんといっても
「体は食べものが作る」と考えていますから
、日ごろの高蛋白高脂質の脂ぎった食事の過食、
お酒やコーラなどの過飲を改める意味で、
大抵は自然食レストランや薬膳料理の店で開きます。
先日、WHO(世界保健機関)から
「過食による世界の肥満人口は10億人を超えた」と発表されました。
しかし“暴飲過食のいましめ”といっても
お坊さんのように精進修行しようというわけではありません。
食べ物こそ、楽しく食べなければ、
かえってストレスがたまり、病のもととなりかねないからです。


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2008年2月15日(金)

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