元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1999回
再び「偽食から正食へ」(3)

「消費者が全国各地で不調を訴える=
中国製ギョーザを保健所が調査」
という食の汚染、食の堕落を伝える食中毒ニュースには、
「こりゃ、他人事ではない!」と、誰しもが目を見張った―

「美食」「飽食」のみならず「偽食」から、わがいのちを守る!
「偽食から正食へ!」
ますます、自然食、有機農法のみなさんとのネットワークを
しっかりと確立したいものだ――

食汚染の取り締まりも大切だが、
(2)であげた「しなやかな食のライフラインを作る」
ことが、いま多くの日本人にとってもっとも大事。
これについては拙著「ガン延命学新書」の第41章
「これからは、あなたなりの
自然食ライフラインを持とう」にも
詳しく触れているので抜粋再録しておこう――
という話の続きです。

              *

スローヘルス研究会とは、患者と家族、
そして心ある医師やジャーナリスト、
有機農園の方々を繋ぐ、
活動団体だということは前にも書きました。
会を始めて6年目になり、
全国にいくつか「支部」らしきものもできています。
それも、大半がガンなどの難病の克服体験を持つ
患者さんや家族の皆さんが、
より心身に優しい治療の情報交換をしていこうと、
意欲に燃えて開いていますから、
地道ですが、少しずつ根をおろしていることは、
うれしい限りです。
会報雑誌の季刊「いのちの手帖」にも、
アメリカ、スイス、フランスと海外からの支援者が
原稿を送ってくれるようになりました。
富山県高岡では、夫・原田廉平さんを
肺ガンで亡くした妻の清美さんが、
気丈にも「スローヘルス研究会・富山支部」を開いて、
毎回、参加者で満員です
長崎の愛称“蝶々さん”こと
松本久美子さんも再発不安もモノともせず、
玄米菜食法の指導者などを講師に招いて、
元気に患者会を開いています。

また、拙著「ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)の共著者の
鈴木美感子さん(ペンネーム鈴木博子さん)は
岩手県一関で「スローヘルス研究会・岩手南支部」を開いています。
お子さんのアレルギーや知人のガンを治すために、
マクロビオティック玄米菜食法をすすめてきた
食生活アドバイザーですが、
「マグノリア」※1という自然食品店も経営しながら、
やはり毎月、地元でイベントを開き、
全国の仲間に、岩手ならではの自然食材を通販して
「ゆったり健康法」のネットワークを広げています。
「馬糞堆肥使用の有機減農薬米=馬米(うまいこめ)秋田こまち」
「原木栽培の乾しいたけ」や、
卵も牛乳も添加物も使わない、
オリジナル・クッキー
「Aerer le coeur」(アエレ ル クール)が好評です。
馬米は、地元・遠野の有機農家の青年が
馬を引きながら耕すという無農薬玄米です。

岩手・盛岡市の「さくら庵」の店主・菅原勝利さんは
「EM(有用微生物)水」を使って作る手打ち蕎麦が自慢で、
スローヘルス活動に共鳴しています。
体に優しい食材といえば、
群馬・藤岡の「浦部農園」の古代米や有機玄米、
そして和歌山・南部(みなべ)の
「月向農園」の有機の梅干・南高梅が、
メンバーの間で好評です。

                  *

続きは、また明日。


1 http://www.magnolia.jp/


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2008年2月16日(土)

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