第2回
マナーは形でなく…
前回は、マナー、礼儀の定義をお伝えしました。
マナー、礼儀とは、
相手の立場に立って、物事を考え、発言すること。
すなわち、自分中心ではなく、相手中心の精神をもって、
言動することがマナーの原点です。
さて、あなたはビジネスシーンにおいて、
あなたの周囲にいる相手に対して、
どのような気持ちで、
どのような形を表現なさっているでしょうか。
相手の立ち場に立って、相手が不快にならないために、
あなたは何をしていますか?
日頃、行っていることを書いてみましょう。
さぁ、いくつ書けましたか?
あなたが書いた内容に次の項目はありましたか?
1. 笑顔=表情
2. 態度
3. あいさつ
4. 身だしなみ
5. 言葉遣い
これら、5つの項目をマナーの基本5原則といいます。
人と人とが接するとき、
相手は瞬時にあなたの表情、態度、身だしなみを見ます。
これらは相手の視覚に伝わる印象ですね。
その次に、あいさつ言葉の言い方、言葉遣いなど、
聴覚に関する印象を感じ取ります。
これから随時、
マナーの基本5原則の詳細をお伝えしてまいりますが、
その前に、何といっても、
前号でもお伝えしたマナーの本質である意味をしっかりと理解し、
それを実践、実行できていなければ
本物のマナー力は身につきません。
マナーは形からではなく、
『心』からスタートします。
その心、気持ちを『形』として表現することがマナーです。
一方、マナーを『形』からスタートさせると、
それは上っ面だけ、
外面だけ体裁を整える要領の良さを覚えてしまいます。
これでは、相手の心に響かないコミュニケーション、表現となり、
どんなに形は美しくても、
プラスの評価はいただけません。
マナーを身につけ表現するその目的は、
最終的にお互いにHAPPY&HAPPYの関係を生みだすことです。
あなたが出世したら、周囲の相手もハッピーになります。
あなたが周囲の人々をハッピーにさせたら、
あなたは出世します。
本日の宿題
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次回までに、
5名の人とHAPPY&HAPPYの関係を生みだしましょう。 |
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