|  第6回あなたは今どんな表情ですか?
  最近、相手に対して礼を尽くすことの大切さをしみじみと感じています。
 あなたは、人から失礼な態度をされたことはありますか?
 私が人様に対して「失礼ね!」と感じるときは、相手の表情を見たときです。
 私はにこやかに話をしているのに、
 相手の表情が無表情であったり、
 つまらないような表情をされると私の気持ちは落ち込むと同時に、
 相手に対する印象がマイナスとなります。
 このマイナスとなった印象はその人のみならず、
 所属している会社のイメージまでマイナス評価となり、
 「この会社の商品、製品は買いたくない」
 「この会社のサービスは受けたくない」
 という負の連鎖反応が起きます。
 企業のビジネスマナー研修で、私が必ず皆さんに質問することがあります。
 1つは、マナーとはなんですか?
 2つ目は、ビジネスマナーとは何ですか?
 3つ目は、あなたはなぜこのマナー研修に参加しているのですか?
 と。
 私たちは言葉は知っていてもその言葉の意味を知らない、いいえ、その言葉の意味まで知ろうとせずに、
 上辺の言葉だけで
 コミュニケーションをとっているケースがほとんどです。
 だから、真の心が通い合うコミュニケーションにならず、
 誤解やトラブルが生じる原因となるのです。
 ビジネスで成功し、出世する人は、言葉を大切にします。言葉を大切にするということは、
 その言葉の意味をきちんと理解した上で言葉を使うことです。
 さらに、言葉を大切にする人は、人を大切にします。
 人を大切にする人は、相手に対して
 相手が不快に感じる表情はしないはず。
 就職のための面接講座やビジネスマナー研修や管理職研修などでこの表情の話をすると、
 特に男性の方々が
 「今まで表情を意識して気をつけたことはなかった」
 と口を揃えておっしゃいます。
 ぜひ、これからは相手が不快に思わない表情を意識して表現しましょう。
 あなたの表情が無表情だったり、ムッとしていると
 部下、後輩、お子さんがそう感じたら、
 相手は萎縮して伝えなければいけない報告がしずらいと思い、
 それを実行できなかったり。
 学校からの連絡事項を
 伝えることができなくなる可能性があるのです。
 互いにミスコミュニケーションが起きないように、
 マナーあるマナーコミュニケーションを行ってまいりましょう。
 
 
          
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                  | 本日の宿題 |   
                  | 「私の表情は良いですか?」と周囲の人に訊ねて、 表情チェックをしてもらいましょう。
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