礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第13回
身だしなみの基本

人様に対して礼を尽くす。
要するにマナーをもって相手と接するには、
マナーの基本5原則がありました。
その中のひとつである身だしなみについて
本日は考えてまいりたいと思います。

ビジネスシーンにおける身だしなみは、
お仕事の業種や職種によって、人それぞれであると思います。
たとえば、一般的には社会人は男女ともにスーツが基本。
しかし、美容院でスーツを着ていらっしゃる
スタイリストの方は滅多にいらっしゃいません。
また、お洋服のお店では、
そのブランドの洋服を店員の方が着用していることが
ひとつの宣伝効果ともなり、
それは必ずしもかっちりスーツではないですね。

とはいえ、ビジネス時に着用するものでありますので、
やはり、何と言ってもTPO(時・場所・目的)が大切です。
あなたの身だしなみをご覧になった人が、
あなたに対する印象をどのように思い、感じるか、
という視点で身だしなみを整えてまいりましょう。

身だしなみの基本原則は3つ。
1.清潔感 2.機能的 3.品の良さ です。

1の清潔感は、きちんとプレスされているか?
洗濯されているか?などがポイント。
2の機能性は、仕事なので、デザイン性も考慮しつつ、
動きやすい、機能性を重視。
そして、3の品。
視覚から入る印象として、
身だしなみはその人の品格を醸し出す
大きな要素のひとつとなります。

また、スーツのきこなし方は、
自己プロデュースにも繋がります。
社会人のマナーとして、
武士道の「守・破・離」があります。
出世をなさる年代の方は
『離』の段階であろうかと存じます。

現在、NHKのスペシャルドラマ
「白洲次郎」の撮影現場に同行し、
マナー指導を行っておりますが、
この白洲次郎さんの英国仕込みのカッコ良さを
演出する要素のひとつとして、
スーツの着こなし方も指導しています。
ポイントは、どんなに『離』で基本を崩しても、
TPOでは正統なスタイルを崩さないこと。
何事も基本の『守』を熟知しての
『破』や『離』であるべきですね。



本日の宿題

もう一度、何事においても基本を省みて
徹底させましょう。


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