礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第21回
人をやる気にさせるには

人を思いやる、相手の立場にたつ、
本来のマナーが身についていれば、
その人は、誰かを必ずハッピーにさせることができます。
一方、マナーが身についていないと、その逆もありますね。

前号でお話したとおり、言葉は人を感動させ、
喜ばせることもできれば、その逆もあります。
言葉を使うときに、いつも私が気をつけていることは、
否定的な言葉やネガティブな気分になる言葉を用いない、
ということです。

人間は面白いもので、
否定的な言葉やネガティブな言葉を思いついたり、
言ったりすると、全身がネガティブモードになるのです。
全身ネガティブとは、どのような状態かというと、
表情や態度が悪くなったり、
自分から挨拶やコミュニケーションをとらなくなったり。
服装や髪型もTPOや相手のことを考えずに、
自分の好き放題となり、言葉遣いも乱暴で、
自分が言いたいことだけを伝えるという、
無礼の王様のことです。

ネガティブで否定的、批判的な言葉を言われると、
良い気分にはなれませんね。
自分がされて、言われて嫌なことは人にしない、言わない。
これもマナーでした。

反対に、どんなに気持ちが落ち込んでいても、
プラスや肯定的な言葉、共感してもらえる言葉や
ポジティブな前向きな言葉を見たり、書いたり、言ったりすると、
自然と顔の表情は恐い顔から明るい表情に変身します。

ですから、相手をハッピーにさせる人は、
必ずポジティブな言葉を用いて
相手のモチベーションをアップさせているはず。
だから、相手はあなたに感謝し、
あなたは「ありがとう」という
最高級の言葉をプレゼントされるのです。

言葉足らずであなたの気持ちが誤解をされては、
あなたが損をします。

あなたが損をしないためにも、まずは明るい言葉、
明るい表情を意識するように心がけましょう。

本日の宿題

否定的な言葉、ネガティブな言葉は、
言わない、書かない、思わないように。


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2008年12月6日(土)

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