礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第24回
おしぼりの意味 年末マナー(1)

12月も半ばが過ぎようとしています。
皆さん、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

この季節は仕事やプライベートと、
飲み会やお食事の機会が増えることでしょう。

私が思うに、礼儀正しい人というのは、
単にお決まりの所作を身につけている人ではなく、
相手を思いやる、まずは相手の立場を優先し、
互いにコミュニケーションをとり合いながら、
相手を優先したり、時には相手から
自分のことを優先させてもらったり。。。

本当に人とのコミュニケーションはお互い様である、
と痛感する毎日です。

ここで大切なことは、
互いの相手を思いやるマナーのレベルが同レベルであれば、
双方にトラブルは発生しないということです。

ここ数年、「マナーブーム」といわれ、
特に女性はマナー本やマナー教室でマナーを学ぶ傾向にあります。
女性がどんどんマナーを身につけて、
素敵な女性が増えていく中、
男性が取り残されてはバランスがとれない事態が発生しますね。
本連載は、多くの男性の方々も読んで下さっているようですので、
本当に嬉しく思います。

そこで、今回より数回にわたり、
年末年始の飲み会やお食事会で恥をかかない
テーブルマナーをお伝えいたします。

まず、年末といえば、忘年会やクリスマスですね。
世の男性の皆さまにもっともご注意願いたいのが、
「おしぼり」の扱いです。

アツアツのおしぼりや、つめたーいおしぼりがでてくると、
思わず顔や首を拭きたくなる気持ち。本当によくわかります。
しかし、本来の「おしぼり」の目的は、
食事をする前に手を清潔にしましょう、というもの。
おしぼりは、手のためにある、と心得ておきましょう。

しかし、もしも、どうしても顔や首を拭きたいときは、
ひと言「失礼します」と言ってから。
それを快く受け入れてくれる同伴者は、
最高のマナー美人ですね。
大切になさって下さい。


本日の宿題

お互い様のマナーの心を忘れずに。

※編集部よりお知らせ
12月 16日(火) 日本テレビ「スッキリ!」9時前後のコーナーに、
西出さんが生出演します。内容は、年末年始のマナーです。
お時間のある方はご覧下さい。


←前回記事へ

2008年12月13日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ