|  第31回小正月
  皆さんは『小正月』という言葉をご存知ですか? 旧暦を使っていたころは、一年の最初の満月にあたる1月15日を「正月」としていました。
 (今年は1月11日が満月でした。)
 太陽暦を用いるようになって、元旦を正月とし、
 1日を大正月、15日を小正月と呼ぶようになりました。
 小正月には『どんど焼き』を行います。これは、正月飾りや書き初めなどを焼く行事で、
 飾りに憑いた年神様をお送りし、
 無病息災を祈る火祭り行事。
 この火で餅などを焼いていただく地域もあります。
 残り火で焼いた団子をいただくと、
 病気をしないといわれています。
 たき火の炎から放射される遠赤外線は、体を芯から温め、血行を良くし、代謝を促進します。
 また、体内の不要物を排出する効果もあり。
 また、煙や炭は抗菌・雑菌作用や抗酸化作用があるので、煙を浴びることも体に良い。
 ただし、浴びすぎるとむせるので要注意。
 そして、小正月には『小豆がゆ』をたべて、健康を願うならわしがあります。
 小豆の赤は魔除けの意味を持つところから、一年の無病息災と厄払いの意味を込めています。
 新年明けて2週間。一旦の休息とこれからの一年間に向けて、
 再度、心も身体も小豆がゆで温めてみてはいかがでしょうか?
   <小豆がゆレシピ♪>材料 小豆 水 米 塩 餅
 1. 小豆はよく洗って水に一晩浸けておく。
 2. 小豆をつけ汁ごと鍋に入れて強火にかけて
 沸騰したら弱火にして柔らかく煮る。
 3. 米はといでザルにあげておく。
 4. 小豆が柔らかく煮えてきたら米を加えて火を強める。
 5. 沸騰したら弱火にして30分炊く。
 6. 火をとめて塩で調味。
 7. 食べやすく切ってこんがり焼いたお餅をお好みで。
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