礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第32回
ボイスレッスンもマナーのうち

邱永漢先生の座右の名は『一生書生』というお話を伺った昨年。
以来、私はこのお言葉と先生の生きる姿勢に大変感銘を受け、
私も『学ぶ』ということを
あらためて実践するようにいたしました。

幸いにして、昨年より仕事をとおして
新しいことにチャレンジする機会をいただいているため、
そのひとつひとつが、日々、学びであると感じています。

そのひとつに、『ボイスレッスン』があります。
今まで「私はアナウンサーじゃないんだから、
ボイスレッスンなんて必要ないわ」
と思っていました。

しかし、よくよく考えてみれば、人前で話をすることや、
テレビ、ラジオ、DVDや動画など、
私の仕事には『話す』ことが必ずあり、
そこには『声』の印象や聞きやすいか否か、
という相手に対する配慮があって当然のこと。

プロである以上、自分の関わる仕事に関係することは、
すべて最低100点とって当たり前。
私の発声は100点どころか、50点にも満たない状態であることが、
ボイスレッスンをして初めてわかりました。
現在は、毎週1回。
専属のボイストレーナーの先生のご指導のもと、
腹式呼吸など、発声の基礎から学んでいます。

もし、あなたがお仕事で電話応対をするのであれば、
やはりそれは『声』に関係してきますね。
相手が聞き取りやすい発声はできていますか?
発声の基礎の腹式呼吸はいかがでしょうか?
私は腹式呼吸が苦手でしたが、
現在の先生に教わることですぐにできるようになりました。
本日はそのポイントをお伝えします。

まず、布団の上に仰向けになります。
そして大きく深呼吸をしてみましょう。
これが腹式呼吸です。
おそらく、息を吸ったときに胸が膨らんでいると思います。
息を吐いたときは、縮小する。
この感覚を身体で覚えておきます。
そして、次に上体を起こして同じように深呼吸をしてみましょう。
同じような胸の動きになりましたか?次は立ち上がってみる。
寝ているときはできても、
上体を起こすとできなくなる人が多いです。

この腹式呼吸を行いながら発声をすると、
スリムなボディにもなります。
現に私もボイスレッスンをスタートして、
1ケ月で自然と3キロ体重が減りました。
発声練習は身体で覚えるスポーツです。
これも腹式呼吸を『意識』することです。
健康になって良い声がでて、相手が聞き取りやすくなる!
腹式呼吸も相乗効果抜群、互いがプラスとなるマナーのひとつです。

 

本日の宿題

身体の調子がよく、
可能な方は深呼吸からはじめる腹式呼吸を意識して
発声をしてみましょう。


←前回記事へ 2009年1月15日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ