礼儀正しい人が出世します-西出 博子

西出博子さんが伝える一目置かれるマナー術

第36回
お互いさまのマナー その1

皆さん、こんにちは。
いつも本コラムをご愛読下さり、
大変ありがとうございます。
そこで、今後、皆さんから
日頃のお悩みについてのご意見を頂戴し、
それに対して本連載にて
お応えをさせていただくことをスタートいたします。
どしどし、質問をお寄せ下さると幸いです。

さて、本連載のタイトルは『礼儀正しい人が出世します』です。
日本ではまだまだ『礼儀正しい』というと、
お中元、お歳暮をきちんと出す人。
お礼状は必ず手書きでないとダメ、など、
そのような固定概念をお持ちの人が多いようです。

もちろん、マナー本には数々のハウツーが書いていますが、
本来のマナーは、相手の立場に立ちことにより、
双方がプラスの感情を持ち、
プラスの関係を築いていけること。
そのためのマナーであると私は思います。

従って、マナーのハウツーを行っていない人に対し、
「あの人はできていない」「ダメだ」と
批評をする人がいたとすれば、
私はその人の方がマナー知らずだと思います。
人それぞれ、それぞれの立場で事情があることもあります。
その事情を察して差しあげる心の度量や
思いやりをもてるマナー人でありたいものです。

相手の事情を察し、その人を助けて差し上げる力があるときは、
相手を助けて差し上げると良いでしょう。
見返りを求めてはいけません。
しかし、私たちは人間です。
何かを期待することもあるかもしれません。
世の中に完ぺきな人は存在するのでしょうか?
また、何をもって完ぺきというのか、そのラインも千差万別です。

相手もあなたと同じマナー人であれば、助けてもらったら、
それを倍にしてお返ししようと思うのが真のマナー人。
だから、マナー人同士の間ではトラブルが起きないのです。
礼儀正しい、マナーある人は成功、出世します。

ここで大切なことは、『思う』だけではなく
それを『実行』することです。
自分のことは棚に上げて、相手を批評批判する人に、
成功、出世の女神は微笑んでくれませんよ。

本日の宿題

相手からしてもらったことに感謝し、
その相手に倍返しをする気持ちをもち、実行しましょう。


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